2024年4月20日(土)

古希バックパッカー海外放浪記

2016年12月18日

ビルグの町の要塞からヨットハーバーを望む

 ここでは議論の対象を一番目の【若者バックパッカー】に絞りたい。日本人の若者バックパッカーと話していると90%の確率で将来は「将来海外で仕事をしたい」「将来は語学を生かした仕事をしたい」と異口同音に将来の夢を語る。しかし大半の若者の希望は漠としていて具体性がない。

 そして彼らがステレオタイプに憧憬を持って語るのが「ワーキングホリデーで経験を積んで将来の仕事に役立てたい」というワンパターンのキャリアパスである。残念ながらワーホリで習得できる程度の語学力は私の経験では正規雇用のまともな職種・職業(ブラック企業以外という意味)では全く評価されない。したがってワーホリは将来の夢の実現には全く役に立たないと断言できる。

マルタの短期語学留学はフィリピンよりもブランド?

 10月10日 首都バレッタの対岸にあるスリーシティーズ行きの路線バスをバレッタのバスターミナルで待っていたら7~8人の男女の日本人学生と一緒になった。ビルグの町のキャンドル・フェスティバルを見物に行くという。

 彼らは関西の同じ大学からマルタに短期語学留学に来た。日本から20人、韓国から10人くらいがマルタの大学の短期語学留学のプログラムに参加しているようだ。

 海外放浪をしていると短期語学留学の終了後日本への帰国の途上に海外旅行をエンジョイしているという日本の学生に頻繁に出会う。短期語学留学は日本の大学の単位として認定されるので休学する必要がないので最近人気であるようだ。特にフィリピンは航空券、滞在費、学費が割安なので人気急上昇のようである。

(写真左)電灯が消えてキャンドルに照らし出されるビルグの街路
(写真右)キャンドルに照らし出されるビルグの街路。家々も室内照明はキャンドルのみ。

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