(2015.9.29-10.26 28日間 総費用22万円〈航空券含む〉)
マルタでワーキングホリデー、可愛い系邦人女学生
10月5日 マルタ共和国のコゾ島の中心部の要塞都市ビクトリアから路線バスを乗り継いで三時間、やっとコゾ島の南西部の高級リゾート、マルサルフォルンに到着。真昼の炎天下を海辺のホテルが並んでいるハーバーまで歩く。
涼しくなるまで休憩しようと一軒のカフェに入ると日本人のウェイトレスに遭遇。彼女、ヒロミちゃんは21歳の大阪出身の大学生。6か月の予定にてマルタでワーキングホリデー中。カフェで働き始めて一か月。
可愛い系日本女子の彼女は人気者だ。オーナー、同僚、常連客から可愛がられているようでオーナーの白鬚オジサンは彼女をほめそやしていた。マルサルフォルンは風光明媚温暖気候で隠れ家のような欧米人に人気の高級リゾートである。
ヒロミちゃんのワーキングホリデーの目的は将来語学を生かした仕事をするための英語力習得という。しかしカフェでウェイトレスを6か月やって仕事に役立つ水準の英語力は習得できるのかとヒロミちゃんの笑顔を見ながら疑問を感じた。
ワーキングホリデーは日本人の若者バックパッカーの憧れの的
天邪鬼の私は以前からワーホリ(ワーキングホリデーの略称)について抱いていた疑問を思い出した。日本のバックパッカーの若者の間でワーホリは憧れの対象である。ゲストハウスなどで邦人バックパッカーが何人か集まると必ずワーホリが話題になる。
特にオーストラリアやカナダでのワーホリが人気である。自然豊かな海外でお金を稼いで遊べるという夢のような制度であるという。ワーホリ経験者の自慢話も邦人バックパッカー座談会の定番である。曰く、「オーストラリアで半年ワーホリして200万円稼いで世界一周旅行の資金を貯めたぜ。法定最低賃金が時給20豪ドルだから一日10時間労働で日給200豪ドル、即ち日給一万七千円というわけさ。農場での収穫作業では出来高に応じて歩合給も加算されるから美味しい話だよね。」