2024年7月20日(土)

田部康喜のTV読本

2016年12月14日

「ミステリー編成」の妙味

 NHKに目を転じれば、今年上半期のゴールデン・タイムの視聴率において、東京キー局を抑えて第1位(11.8%)となった。視聴率競争は、キー局5局で報道されることが多い。NHKはこれまで、3、4位の定位置だった。今回の快挙については、リオデジャネイロ五輪の視聴率が貢献したことが挙げられている。それも否定はできない。

 しかし、「ミステリー編成」とも名付けたい、総合放送とBSプライムを含めた編成の妙味があった。

 11月末の「シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!」では、池松壮亮を金田一に起用して、戦後の混乱期に起きた事件の謎を解く秀逸な作品だった。4月には、江戸川乱歩原作短編集の主人公である、明智小五郎を満島ひかりが扮して驚かせた。

 3回シリーズで先ごろ終了した、アガサ・クリスティの代表作である「そして誰もいなくなった」は英国の作品である。年明けからは、このコラムで過去に取り上げた、やはり英国ドラマの「刑事フォイル」の新シリーズが始まる。

  
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