2022年10月7日(金)

子育ていろいろ 本いろいろ

2017年1月6日

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小川たまか (おがわ・たまか)

フリーライター

1980年東京生まれ。教育、働き方、性暴力などを取材。『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(2018年/タバブックス)。Yahoo!個人「小川たまかのたまたま生きてる」(https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/)などで執筆。Twitter:@ogawatam

――親が子どもに、「いるだけでいいんだよ」っていうメッセージを伝えられていない?

石川:そうですね。その追い詰められ具合と、スマホやネットへの依存問題がすごくリンクしているように思います。ヤフーニュースのコメント欄とか見ていると「ガキにスマホを使わせるな」とか「ゲームに夢中になって最近のガキはありえない」みたいなコメントってたくさんある。確かに子どもの何割かがスマホ依存になっているのは間違いないけれど、そこに子どもを追い詰めている背景も知ってほしい。同調圧力のある社会の中に自己肯定感の低い子どもたちがいて、依存性の強いゲームを大人たちが彼らに与えている。「やりすぎてるガキが悪いじゃん」っていう個人の問題で片づけるのではなく、社会全体の問題として考えてほしいなというのがこの本の意図で、次に出す本のテーマでもあります。

――中高生は反抗期なので親もなかなかコミュニケーションを取りづらいこともあると思いますが、基本的には「ちゃんと見てあげる」ことが大事なのでしょうね。

石川:スマホを使うなら、とにかく親も勉強して、親子で一緒に情報交換をしながら。それができないなら使わない方がいいです。直接話すとうざがられるならそれこそLINEでメッセージを送るとか、メモを書いて置いておくとか、親以外の大人で頼れる人を一人作っておくとか。いくらでもできることがあるので、それをやらないで「子どもが言うことを聞かない」と匙を投げるのは、厳しい言い方ですが親としての責任を放棄しているのかなと思います。より良いコミュニケーションのかたちを模索してほしいですね。

今回のポイント
・大人が気付かないスマホの「時間消費」
・数字で「見える化」して具体的に伝える
・コミュニケーションを諦めず、自己肯定感を育む子育てを

  
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