入退会自由、強制がいっさいないのがPTA
PTAに対する認識は、今でもこんな感じが一般的なようです。
しかし、PTA法はありません。
国家は大人の教育に法で強制をしませんから。
ですから、P(保護者には親以外も含みます)もT(教職員には教員以外の事務や給食・技労職員も含みます)も、自分の意志で入退会を決められます。
つまり、強制がいっさいないのがPTAです。
この原則が知られていない(学ばない?)ために、とくに親はPTAへの参加を嫌がります。
嫌なら入らなければ、または退会すればよいのです。
それが自律した大人です。
親が自律できなくて、どうして子どもに自律心を養えるのでしょうか、不思議です。
いっぽうTはもっと可哀そう。
ほとんどが職務上の強制加入のようですから。
しかもご自分の子どもの学校のPTA会費も親として二重に払っているのですから、なおさら可哀そうです。
もっとお得感のあるPTAにならない(改革しない?)のでしょうか。
PTAは、会員の資質向上のための学び合いの団体
しかし私はPTA廃止や反対論者ではありません。
むしろ擁護者です。
それは、PTAを通して「親になる学び」や「時代と社会が要請する教員になる学び」ができる社会教育関係団体がPTAだからです。
しかもお安い会費で。
たとえば、産んだだけでは親にはなれません。
誰でも初めは初心者です。
子育てもそうです。
しかも核家族化が進み、身近に相談できる人がいないなかで孤独に子育てをしている時代ですから「親になる学び」が必要なのです。