2024年7月14日(日)

古希バックパッカー海外放浪記

2017年2月19日

中国人は写真が大好き

土産に売っている伝統の人形劇で使用する操り人形

 乗合タクシーで一時間ほど走りエーヤワディー川にかかる鉄橋のたもとに到着。記念撮影スポットらしく数組の観光客が橋や川を背景に撮影している。中国人一行は全員かなり立派なキャノンやニコンの一眼レフカメラを持参しており、記念撮影をしたり景色を撮ったりと夢中である。

 聞くと全員が一日に最低100枚は撮影しているようだ。中高年のオジサン・オバサンの写真を何枚撮っても誰も見ないだろうが彼らは飽きもせず大量に写真を撮る。

 日本人は記念写真を撮るときに「いち、にい、さん、チーズ」というが、中国人は「一、二、三、茄子」(イー、アル、サン、チエズ)という。茄子(なす)の発音がチーズに似ているからである。ちなみに韓国人は「ハナ、トゥル、セ、キムチ」である。

お堂の頂上で地元イケメンを捕まえて無理やり記念撮影する中国農村的かしまし娘。オジサンも強制参加。

中国オバサンはイケメンが大好き

 次に乗り合いタクシーが立ち寄ったのは岩山を削って崖に造られた祠である。岩山のてっぺんまで急坂を登るとなかなかの眺望である。ここでも御一行様は写真撮影に夢中。そのうちに両親を連れてきた地元の品の良さようなイケメン青年が近くで記念撮影を始めた。

 その家族の撮影が終わるとオバサンAはつかつかとイケメン氏に近寄り「フォト、フォト」と叫びながら強引に袖を引っ張って連れてきて趙さんにツーショット写真を撮るように大声で指示する。それを見ていたオバサンBとCも勇んで加わり4人で撮る。一連の動きには全く躊躇や容赦という要素が見られない。思い込んだら猪突猛進である。

仏教遺跡群公園村へ観光客を運ぶ渡し舟

 思わず前年のラオスの景勝地ルアンバパンの滝での光景を思い出した。沢山の滝がプールのように並んでおりオーストラリアの20歳前後の碧眼金髪の白人青年3人組が裸で泳いだり写真を取り合ったりしていた。3人ともマッチョなイケメンであった。それを見つけた中国人団体旅行のオバサン達は先を争って駆け寄って遠慮会釈なくカメラやスマホで青年たちの裸体をバシャバシャと撮影。一人のオバサンなぞはムービーモードにして延々と撮り続けている。

仏塔の前で休憩するミャンマーの少女、ほほにタナカ(日焼け止め)を塗っている

 これを見かけた韓国人グループのオバサン達も負けじと参戦して大騒ぎ。明るい豪州青年たちは求めに応じてボディビルのようなポーズをやったりしてギャラリーの期待に応え、盛り上がった中韓連合軍のオバサン達の嬌声が閑静な谷に響き渡ったのであった。

 ⇒(後半に続く)

  
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