2024年12月2日(月)

古希バックパッカー海外放浪記

2017年1月15日

2015.11.27-12.26(30日間) 総費用12万円〈航空券含む〉

西地中海からミャンマーへ転進

 11月28日 台北を早朝に出発した中華航空機は午前10時頃ヤンゴン空港に到着。思えば9月末から年末まで西地中海の島巡り(Islands Hopping)を計画していたがシチリアでテントごと荷物一切合切を瞬時のうちに盗まれ断腸の思いで島巡りを中断して10月末急遽帰国したのであった。

仏塔がランドマーク、ヤンゴン市内を眺望

 シチリアでの悪夢の傷心を癒すためには人々が温和で人情に厚く“まったり”とした国で年末まで過ごそうと考えた。気候や季節や一か月余りという旅程も考慮した結果、≪ビルマの竪琴≫のミャンマーが思い浮かんだのであった。

小乗仏教を理解しないとミャンマーは分からない

インレー湖畔の寺院

 昼前にヤンゴンのゲストハウスにチェックイン。それから商社勤務時代の先輩であるY氏とランチ。Y氏は商社では4年先輩であり入社以来一貫して機械・プラント畑で活躍したアジアの専門家である。ラオス、バングラ、タイ、フィリピン、ミャンマーなどに駐在経験を持つ。

シュウェダゴン仏塔に参拝。短パン禁止のためミャンマー式男性用腰巻を日本円500円相当を入り口で購入。

 Y氏とヤンゴン市内の日本人駐在員の溜まり場となっている中華料理屋でミャンマービール(ミャンマーのナショナルブランド)を飲みながら旧交を温めた。Y氏によるとミャンマーは仏教が社会生活の根本にあり小乗仏教思想を理解しないとミャンマー社会は分からないという。即ちミャンマーの社会生活を律しているのは仏教至上主義であるとのご託宣である。

 Y氏によると日本人には神仏にお願いすれば家内安全、厄災消除、幸福招来がもたらされ来世の安寧も約束されるという他力本願信仰が生来身に沁みついている。


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