2024年11月21日(木)

古希バックパッカー海外放浪記

2017年5月21日

セイフウェイ(SAFEWAY)の黄金のカード

 5月4日(水)。アリゾナ州を横断するルート66の真ん中あたりに位置するWilliamsはグランドキャニオン・モニュメントバレー観光の起点となる町だ。午後2時半頃にそろそろ晩飯を買い込んでおこうとスーパーのセイフウェイに入った。地図を見るとWilliamsを過ぎると大きな町がない。田舎町では食料品は小さな雑貨屋や小規模スーパーで売っているが生鮮食品が置いていないので早めに買い物をすることにした。

テキサスのアマリロ付近の村で保存している20世紀初頭の雑貨屋

 セイフウェイはウォルマートと比較して有機野菜などを取り揃えており値段が若干高く高級感があるのでそれまで余り利用したことはなかった。もっぱらウォルマートを探していたのである。ところがWilliamsのセイフウェイで価格を子細にチェックすると一般価格に比較してメンバー価格はかなり割安である。2割から3割安い場合もある。

Flagstaffのコインランドリー。洗剤・柔軟剤なども自動販売機で売っている。常連は待っている間にショッピングモールでお買い物をしてくる

 会員になるには預託金を納めたり住所を登録するなど手続きが面倒であろうとあきらめかけたが、余りにも割引率が高いので係員にメンバーになりたい旨を告げると顧客サービスカウンターへ行けという。カウンターの髭面のオジサンに会員資格取得の条件を尋ねると、「これが会員カードだ。今日から使用可能だ。」といきなり会員カードを手渡してくれた。つまり無条件で即日メンバーになり優遇割引を享受できるのである。

 狐につままれたような気分であったが買い物を済ませてレジで精算すると合計金額から20%くらいが差し引かれた金額が提示された時にオジサン二人は思わずニンマリ。この日から新しい町に着くたびにセイフウェイのサインを探すことになった。

⇒(第10回に続く)

  
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