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平屋の主屋と離れで構成された屋敷は外観こそ一般的な和風の家屋だが、中に入ると随所に格式の高さが感じられる。皇帝の実弟としての絢爛豪華な生活ではなく、夫婦で穏やかに暮らした温かな記憶をたどることができる
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主屋の縁側で幸せそうに寄り添う二人。政略結婚であったとは思えないほどに夫婦の間には深い愛と絆が芽生えていたことが伺える
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和風の木造平屋建て建築で、全体として改造が少なく、大正時代初期の意匠が残っている
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当時使われていた表札も大切に保管されている
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部屋ごとに形が異なるアンティークの照明は夫妻がここに住む前から使われていたものだ
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大広間からは広い庭を一望できる。窓辺に立つと高台ならではの爽やかな開放感に包まれる
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亀甲格子や精巧な彫刻が施された欄間、結霜ガラスの入った障子、洋風な照明など意匠がこらされている
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主屋では中国の現代三筆にも数えられる溥傑の書を見ることができる
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洋間には成婚当時の写真やこの家で夫婦が過ごした当時の写真が飾られている
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浩が貞明皇太后より種を賜った白雲木の孫木。この木からできた種は観覧者にも渡している
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庭の一画に増築されたとされる数寄屋風の離れ
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床の間に夫妻の半生を描いたドラマのポスターが飾られていた