赤坂英一の野球丸
スポーツライター赤坂英一による野球日記。現場目線で、野球の今を深読みしていく。
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2019/05/22 赤坂英一
シーズン中のプロ野球取材の慣習のひとつに、監督の〝試合前囲み〟がある。ほとんど当たり障りのない内容に終始する。が、そのぶん、リラックスした監督の言葉の端々から、独自の野球観や人柄が滲み出るところがなかなかに興味深い。
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2019/05/08 赤坂英一
「相撲協会の内部や親方衆の間から、この際、一代年寄を廃止してはどうかという声が上がっているそうだ」。横綱・白鵬の〝三本締め問題〟が紛糾していた4月下旬、一部メディアでそうした憶測報道が流れた。
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2019/04/24 赤坂英一
夏の甲子園(第101回高校野球選手権大会=8月6日開幕)まで約3カ月半もあるのに、今年もまた早くも〝スピードガン狂騒曲〟が始まっている。いや、球界とマスコミに蔓延する〝スピードガン症候群〟が悪化の一途を辿っている、とでも言ったほうが正確か。
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2019/04/10 赤坂英一
緒方孝市監督は開幕3連戦に負け越した後、会見で「打順はグルグル変えていく。誰か(3番に)を固定して使っていこうとは端から考えていない」と発言。
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2019/03/27 赤坂英一
今年もまた、甲子園の選抜高校野球大会に大勢の観客が詰めかけている。昨年優勝した大阪桐蔭の根尾昂(現中日)や藤原恭大(現ロッテ)、一昨年注目を集めた履正社の安田尚憲(現ロッテ)クラスの〝スーパースター候補生〟こそ少ないものの、それでも将来が…
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2019/03/13 赤坂英一
広島東洋カープの〝チケットバブル〟はいったいいつまで続くのか。毎年、マツダスタジアムでカープ戦の入場券が発売される時期になるたび、球団、地元メディア、カープOBとの間で、「この異常事態は早う何とかせんといけん」「いや、そのうちこんな大騒ぎ…
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2019/02/27 赤坂英一
今年も約1カ月続いたプロ野球キャンプ、各球団とも今月26日でいったん打ち上げとなった。この期間中の取材の楽しみは、何と言っても今年一軍の晴れ舞台に出てきそうな新戦力を探し出すことにある。今月中旬以降は各球団で連日紅白戦や練習試合が組まれて…
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2019/02/13 赤坂英一
今年も2月1日から始まったプロ野球キャンプ、最も大きな〝異変〟は11日まで宮崎で練習していた巨人の大盛況である。私は1989年から巨人キャンプの取材を始めて約30年になるが、連日これほどたくさんのファンが詰めかけたのは〝超久しぶり〟だった…
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2019/01/30 赤坂英一
肝心の選手、侍たちのモチベーションは上がっているのか。ファンとしては「何が何でも優勝するぞ」と燃えていてほしいところだが、これが意外にそうでもない。というより、「できることなら強化試合もプレミア12も出たくない」とぼやいている主力選手が少…
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2019/01/16 赤坂英一
今年もプロ野球12球団で新人たちの合同自主トレが始まった。私も7日は広島、9日は日本ハム、さらに10日はロッテと、甲子園を沸かせた高卒ルーキーが汗を流す現場へ足を運んでいる。
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2018/12/26 赤坂英一
今年も契約更改やFA移籍で億単位、数十億単位の報酬を得た〝勝ち組〟がいる一方、戦力外通告を受けてひっそりと去って行った〝負け組〟も多い。そうした中、NPB(日本野球機構)から大変興味深いアンケート調査の結果が発表された。この秋、若手選手た…
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2018/12/12 赤坂英一
来年のプロ野球セ・リーグは、間違いなく3連覇した広島対巨人の対決が話題の中心となるだろう。カープで2年連続MVPを受賞した丸佳浩が、4年連続優勝を逃した4位の巨人にFA移籍。この両チームが来年3月29日、広島の本拠地マツダスタジアムでの開…
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2018/11/28 赤坂英一
原辰徳監督が3度目の復帰を果たした巨人で〝血の入れ替え〟が目立つ。その中で私の印象に残ったのが、かつて短い間ながらも巨人で活躍し、熱烈で根強いファンの支持を得た矢野謙次、脇谷亮太、寺内崇幸の引退である。
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2018/11/14 赤坂英一
ひとりだけ悲願を叶え、「34年ぶり日本一」の喜びを味わったカープOBがいる。ソフトバンクのヘッドコーチとして戦った達川光男さんだ。テレビやスポーツ紙には触れられていなかったが、カープが34年前の1984年、いまのところ最後に日本一になった…
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2018/10/31 赤坂英一
「今のカープの選手はホンマに仲がええわ。わしらの時代は考えられんかったことよ」。かつての黄金時代を築いた広島東洋カープのOBたちを取材していて、「昔と今とで何が一番違うのか?」と質問すると、異口同音にそんな答えが返ってくる。
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2018/10/17 赤坂英一
DeNAの高田繁GMも、ついにプロ野球界から去ってしまうのか。数多のスター選手が引退したり戦力外通告を受けたり、各球団の監督やコーチが辞任したり解雇されたりした今シーズン、私が個人的に最も寂しい思いを抱いたのが、この人の退任である。
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2018/10/03 赤坂英一
広島が68年にわたる球団史上初にして、セ・リーグでは巨人以外初めての3連覇を達成した。球史に残る歴史的快挙と言っていいが、ある意味、戦いの〝本番〟はこれからである。いまやリーグ優勝までは当然と見られるほどの常勝チームとなった広島にとって、…
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2018/09/19 赤坂英一
来月行われるプロ野球のドラフト戦線に新たな事態が出来している。パナソニック・吉川峻平が日本のプロ野球の勧誘を断り、メジャーリーグのダイヤモンドバックスと契約。さらに、高校や大学にすら進学せず、史上最年少の16歳でロイヤルズと契約を結んだ結…
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2018/09/05 赤坂英一
ここにきてクライマックスシリーズ廃止論が再燃している。とくに、セ・リーグは広島が貯金をほぼ独り占めして優勝は決まったも同然。2位以下のチームは貯金1~2がせいぜいで、下手をすると勝率5割を切ったチームが日本シリーズ出場権をかけてCSに出場…
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2018/08/22 赤坂英一
夏の甲子園は高校球児たちだけではなく、大人の監督たちの群像ドラマでもある。熱戦や好試合が続き、スタンドも連日盛況だった高校野球選手権第100回記念大会、球児たちのひたむきなプレーの裏側には、監督たちの様々な人生模様があった。
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