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2020/08/12 小原凡司
2020年6月23日、中国は、55基目の「北斗」測位衛星システムの衛星の打ち上げに成功した。この衛星は、30基から成る「北斗3号」システムの最後の1基である。中国は、この衛星の打ち上げをもって、「北斗3号」システムを完成させたことになる。…
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空母外交、核抑止攻防、台湾への圧力
2019/12/27 小原凡司初の中国国産空母である001A型空母が、海南島三亜の海軍基地で就役した。就役式には、習近平国家主席も出席したという。同空母は「山東」と命名されている。しかし、001A型「山東」は本来、北部戦区海軍(北海艦隊)に配備されると考えられていた。…
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2019/03/19 小原凡司
3月5日から15日の間、開催された全国人民代表大会は、5日の開幕直後から、中国国内の政治不安を露呈した。これに見る習近平氏の権威低下と李克強氏の復権の背景には、米国の中国に対する強い姿勢がある。
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2018/12/25 小原凡司
中国は、明言しないものの、「見れば分かるだろう」と言わんばかりの行動をとることがある。こうした行動に関する中国政府等の発言は、他国にとって、中国の意図を理解するためのシグナルになるのだ。しかし、最近の中国では、一つの事象に関して2つの異な…
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2018/10/23 小原凡司
国際社会の警戒感が緩んだ機に乗じて、中国やロシアが、朝鮮半島の段階的な非核化と北朝鮮に対する制裁の緩和を公に主張し始めている。しかし、中国自身の警戒が解けた訳ではなさそうだ。
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人民解放軍の思惑は?
2018/09/10 小原凡司台湾の独立を許すようなことがあれば、中国共産党指導部の権威は失墜し、政敵からの批判にさらされるばかりでなく、国民からの信頼も失ってしまう。それ故、中国は台湾に対する軍事的圧力を高めざるを得ない。
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2018/05/30 小原凡司
米朝首脳会談をめぐる各国の駆け引きと思惑。中止騒動の背景には、米国の圧力に耐えかねた金正恩委員長が、米朝首脳会談を目前に、習近平主席に助けを求めた可能性がある。
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2018/04/12 小原凡司
中朝両国は、5月に予定されている米朝首脳会談を前に関係修復を図ったと考えられるが、北朝鮮はこれまで、核兵器開発問題に関する対話の相手は米国のみだとしてきた。
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2018/01/12 小原凡司
「『いずも』の空母化検討」に関して、日本の軍事力が強化されることについて中国は警戒感を高めただろう。しかし、中国国内の反応は、予想されたよりはるかに低調だ。なぜ中国は、もっと強く日本を非難しなかったのだろうか。
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2017/11/06 小原凡司
第一期習近平政権の5年間は、党の権威を高めるために、これまで放任してきた政治、経済、社会をそれぞれに締め上げてきた。管理して成功してこそ、共産党統治の正統性と正当性が確保される。19大では、党の権威をさらに高めることが決まったに過ぎない。
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2017/09/04 小原凡司
北朝鮮との間の緊張がエスカレートし、米国が軍事プレゼンスを高めるにつれて、中国は軍事的ゲームにおいても存在感を示すために自らの軍事プレゼンスを誇示しなければならなくなっている。
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大国間のゲームルールを変えたトランプ
2017/04/10 小原凡司米国によるシリアへのミサイル攻撃。中国側が受けた衝撃は大きかっただろう。それは、「大国間のゲームのルールが変わった」ということを示したからである。
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2016/11/30 小原凡司
11月1日、広東省珠海市で開催された「国際航空宇宙博覧会」で、ひときわ外国メディアの目を引く航空機が公開された。中国人民解放軍空軍に配備が予定されているJ-20戦闘機である。
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海軍合同演習から考える
2016/09/27 小原凡司9月12日から19日の間、南シナ海において中ロ海軍合同演習が実施された。「海上連合」と呼ばれるこの合同演習は2012年から毎年行われているが、南シナ海で実施されたのは初めてだ。
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2016/08/12 小原凡司
日本と中国は、双方とも「相手が自分をけん制している」と考えている。そして中国は、中国に対するけん制など効かないということを実力で証明しようとしているのだ。
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2016/06/27 小原凡司
東南シナ海における中国の活発な動きは、活動のごく一部に過ぎない。米国の「裏庭」では史上最大規模の運河が築かれようとしている。
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