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2018/06/15 岡崎研究所
来日中だったベトナムのチャン・ダイ・クアン主席と安倍首相が会談を行った。南シナ海問題に関し、海洋の安全や協力を表した共同声明も発表された。国際社会が求める「自由で開かれた海洋」を保障することに対して日本も役割を果たしていると言えるだろう。
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2018/06/14 岡崎研究所
米太平洋軍は米インド太平洋軍として新たな一歩を踏み出した。マティス国防長官のスピーチには中国の文字はなかったが、インド太平洋地域の中小諸国へ友好的姿勢や海洋の安定維持への表明など、中国牽制への強い色が見受けられる。
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2018/06/13 岡崎研究所
南シナ海への係争地の軍事化を止めない中国に対し、米国は夏に開催される環太平洋合同演習の中国招待を取り消した。中国は過去にも合同演習時にスパイ行為を働いたり、他の参加国の軍人による見学を拒否するなどの問題を起こしている。
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2018/06/12 岡崎研究所
イラン核合意から離脱した米国は、イランへの圧力行使をした上で、米国からの12の項目に応じるなら制裁を解除すると発表した。これに対しEUは米国の一方的な離脱は合意違反とし、抵抗する構えを示している。
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2018/06/11 岡崎研究所
NATOはGDP比2%の防衛費を定めているが多くの国が未達成であり、トランプ大統領は達成を強く主張している。文明の絆や平和に貢献するためにもNATO内での不公平は排除すべきと述べているが、自身はイラン核合意離脱・貿易戦争など相反する政策を…
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2018/06/08 岡崎研究所
米朝首脳会談をめぐる一転二転の決断の変化はトランプ大統領の気まぐれか、金委員長の迷える行動が原因なのか。ひとつ言えることは、米国側が北朝鮮との直接対話を求めているところには一貫性が見られる。
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2018/06/07 岡崎研究所
米国のポンペオ長官と中国の王毅外相が5月初めて外相会談を行った。南シナ海・台湾・米朝首脳会談等、多岐に渡る内容だったが率直な話し合いとなり、再度ポンペオ長官が北京で会談する予定も決まり東アジア情勢は大きく動いている。
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2018/06/06 岡崎研究所
福島県で5月に行われた第8回太平洋・島サミットでは、従来の開発・発展等に加え、安全保障と戦略が言及された。中国の進出を意識・北朝鮮問題を意識した宣言であり、国際社会での平和的連携を改めて強調したサミットとなった。
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2018/06/05 岡崎研究所
5月中旬のイラク総選挙では大方の予想を覆しシーア派勢力が与党となった。宗教色を出さずに汚職・治安・生活インフラ等を訴えたことが支持に繋がった。スンニ派のイランよりシーア派のアラブ諸国との関係強化の姿勢もうかがえ、中東の勢力均衡に期待が寄せ…
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2018/06/04 岡崎研究所
リベラリズムとは何なのか? 何よりもそれは個人の自由を意味するが、他人の自由も尊重することによって、文化的多様性の許容、他者の価値観への寛容性にもつながるものである。
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2018/06/01 岡崎研究所
米国大使館は5月中旬にエルサレムへ移転された。パレスチナでは抗議デモが起こり、これに対してイスラエルは実弾射撃をし、死傷者がでた。問題はイスラム対イスラエルにまで広がり、欧州でも非難が寄せられた。反ユダヤ主義の強まりが懸念されている。
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2018/05/31 岡崎研究所
5月のマレーシア総選挙で対中傾斜政策のナジブ氏を破り、マハティール元首相が返り咲いた。新政権の先行きは不透明で選挙公約には財政上の懸念が寄せられているが、中国に対して強い発言をしているマハティール氏は東南アジアで良い手本となるだろう。
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2018/05/30 岡崎研究所
昨今のロシアによる国際法を無視した行動に対し、5月初旬に米国・フィンランド・スウェーデンは防衛協力強化の趣意書に署名した。NATO・EUとの連携をより強化し、対露政策の一部である北極への戦略も今後は注視される。
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2018/05/29 岡崎研究所
4月下旬から安倍総理は中東を訪問した。日本の中東での役割の一つに「平和と繁栄の回廊」構想がある。パレスチナ・イスラエル・ヨルダン・UAEの四者会談は10年以上続くもので、中東和平の当事者間の対話の機会を提供する意義のあるものとなっている。
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2018/05/28 岡崎研究所
中国の習近平国家主席とインドのモディ首相は4月下旬に非公式な首脳会談を行い、平和的・安定的でバランスの取れた中印関係を目指すと表明した。しかしインド太平洋地域における中国の影響力増大に変わりはなく、「雪解け」は一時的なものと考えられる。
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2018/05/25 岡崎研究所
台湾の併呑を目指す中国は、台湾と国交を持つ国へ「札束外交」を行い孤立化を進めている。5月初旬にドミニカ共和国が台湾と断交し、台湾と国交を持つ国は過去最少となった。国際機関への参加を支援する等、台湾救済が求められている。
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2018/05/24 岡崎研究所
AIとロボットが工業生産の多くを担う時代には、「低賃金で西側製品を組み立て輸出する」これまでの中国のモデルは有効性を失うが……
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2018/05/23 岡崎研究所
6月に予定されている米朝首脳会談は、非核化・平和協定等へ向けた協議の継続合意が目標になると思われる。制裁によって北朝鮮が交渉に応じたとの見方もあるが、最近の米朝関係は北朝鮮が主導権を握っているように見え、会談には慎重な姿勢がのぞまれる。
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2018/05/22 岡崎研究所
フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相の説得にもかかわらず、トランプ大統領は大統領選の公約を優先しイラン核合意からの離脱を表明した。イランが核開発を再開すれば、中東諸国で核開発が連鎖する可能性が高まる。
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2018/05/21 岡崎研究所
昨今、北朝鮮問題は急展開を迎えているが、日本に対してはメディアの拒否、拉致問題には触れないと強硬な姿勢だ。各国との連携の中で日本の立場が反映されることを期待する。
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