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2018/04/21 足立倫行
桜の花の咲く頃に、私と妻との新家庭、1974年当時はやり出した言葉で言えば、「ニューファミリー」が始まるはずだった。ところが、3月に入ってから私の肛門周辺の状態が悪化し月末には耐え難い痛さとなり、急遽入院して手術することになった。
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2018/03/25 足立倫行
全国の書店員や各社の新書編集部員などが選ぶ2018年新書大賞に、前野ウルド浩太郎(本名、前野浩太郎)さんの『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)が決まった。よく陽に焼けた前野さんは、その時37歳。秋田県出身の気鋭の昆虫学者であり、国立…
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2018/02/22 足立倫行
最初はイヌかと思った。近所の野良犬が、我が家の庭に迷い込んできたのか、と。だが、居間のガラス越しに眺めるとどうもおかしい。顔が間違いなくタヌキなのだ。
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2018/02/06 足立倫行
今年は明治維新150年の節目である。しかし区切りの良い節目なら、50年前の明治維新100年(1968年)があった。その年、私は満20歳の大学生だった。
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2017/12/31 足立倫行
自宅近くの集会所。20畳ほどの和室でマンションの自治会主催の〈普通救命講習〉が行われていた。3班に分かれた参加者は、総勢30名、圧倒的に中・高年である。
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2017/10/28 足立倫行
緑色の間は「食べないで」、赤くなれば「今食べて」というサイン。ところが、哺乳類の大多数はこの赤色を認識することができなかった。なぜならば、恐竜時代の哺乳類の先祖は臆病な夜行性動物だったからだ。
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2017/10/01 足立倫行
私はノンフィクションをやっているので、CMの話題でもどうしても実証的に考えがちだ。不明な点を、やけにシツコク追及してしまう。因果な性分だと思うが、仕方ない。
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2017/08/26 足立倫行
私とJは、片手を丸太に巻きつけたまま、もう一方の手で平泳ぎを続けた。2人が摑まる表皮のとれた丸太は、長さ2・5メートルほど、直径約20センチ余り。岸を離れてしばらくは、丸太を前へと押し出して泳いで追いついたりしていたが……。
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2017/06/03 足立倫行
京都で法事があったので、久し振りに妻と京都市内に1泊した。法事の後は駅前のホテルで会食をして夕方に解散なので、日帰りでもよかったのだが、妻が「面白いところがあるから泊まろうよ」と前から言っていたのだ。
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2017/04/14 足立倫行
スルメイカが記録的な不漁らしい。2000年代以降は年間漁獲量が20万〜30万トンだったが、12年は約17万トン、15年は約13万トンに減少。16年はついに10万トンを切り7〜8万トンになる見込みだ。
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2016/12/29 足立倫行
私がメキシコのクス玉割り、ピニャータに参加したのは、23歳だった1971年。当時付き合っていたSという女性が住んでいたメキシコ市の下町地区のポサダだった。
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観察する男
2016/11/05 足立倫行
映画を一本撮るときに、監督が考えること映像作家・想田和弘は言う、「誰の物語にもスリルがある」。それを掘り下げたのが「観察映画」だ。想田氏を逆観察し、何を考えながら映画を撮るのかを追ってみた。
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「官賊と幕臣たち~列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート~」
2016/10/29 足立倫行明治維新は軍事クーデターだった--そんな歴史解釈を披露した作者が、今度は幕末の列強侵略について新たな論を展開する。本当に日本を守ったのは誰か。
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『牛肉資本主義 牛丼が食べられなくなる日』
2016/09/11 足立倫行日本ではまだ身近に感じられないが、中国で起きた「牛肉ブーム」により、世界的に牛肉が値上がりしている。その理由を突き詰めると、先物市場の高騰にぶち当たる。
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