トランプの「取引主義的」な対中対応

トランプ政権の取引主義的な対中外交に積極的評価をつけた米スタンフォード大学のオースリン研究員だが、香港・台湾と中国間の問題などにトランプ政権がうまく対処できているとは言い難い。

攻撃の前触れは米市民の避難、米韓軍事演習前に探…

軍事的衝突の懸念が高まっていた米朝対立は北朝鮮の金正恩労働党委員長が米領グアム沖へのミサイル発射について軟化の姿勢を見せ、米国からも対話を探る動きが出たことから”鎮静化もよう”になった。

中国にぶつけるべき対北朝鮮政策

ゲーツ元米国防長官が、WSJ紙のインタビュー記事で、中国に対北朝鮮政策の圧力をかけるべきで、北朝鮮の核の凍結や在韓米軍の再編等を提案している。

モスル奪還と新たな危険性

モスル奪還は、確かに慶賀すべきことではあるが、ISなき後のモスルの再建、統治、イラクの情勢の正常化はまた困難な課題である。

米国は貿易におけるリーダーシップ放棄で世界から…

日本とEU間のEPA合意は、草案時の意図とは図らずも自由貿易と国際協調の担い手となる強い政治的意思を示した。

奇妙な米ロ関係、個人的利益で動くトランプとプー…

事前準備なしで行われたG20会合時の米ロ首脳会談。会談時間も長く個人的にはいい関係が築けたかもしれないが、利害の調整など外交上の成果はなかったと見られている。

共和党で“影の次期大統領選”ペンス副大統領、野…

米有力紙ニューヨーク・タイムズは6日、共和党の有力者らが2020年の次期大統領選挙に向けて始動、ペンス副大統領も”影の選挙運動”を開始したと報道し、ワシントンに激震が走っている。

公共の場での授乳論争は、異性問題を超えた議論に

スペインでは公共の場での授乳が増え、議論が巻き起こっているが、公共の場での授乳は、男女間の性的意識の問題だけではなく、国の文化や価値観、年齢など多くの問題も絡んでいる。

欧州における「トランプの意外な効用」？

EU諸国でのポピュリズム旋風はなりを潜め、Brexitで暗雲漂う最中の英国・保守党も総選挙で多数派を失った。

北朝鮮問題に対する「新たな中国カード」の可能性

北朝鮮のICBM実験が頻発する中、中国・北朝鮮間の経済で、北の軍事計画を制約させる代わりに中国が北への資金提供と安全の保障をするアメとムチ外交の提言がワシントン・ポスト紙に掲載された。

なぜ最後の帝国軍人はビルマ軍事政権を好んだのか？

独裁の命運３　監視とクローニー資本主義

インパール作戦の少ない生き残りの兵士の中には「ビルマ好き」になる者が多い。そんな１人、故高原友生氏（以下敬称略）は陸軍士官学校57期の出身。

「コンテンツのアリババ」目指す訪日旅行ベンチャー

アリババは中国と世界をモノでつなぐプラットフォームじゃないですか。我々が考えているのは、日本と中国をモノではなくコンテンツでつなぐということ。アリババのコンテンツバージョンをやりたいと考えています。

トランプには負けない、カリフォルニア合衆国の矜恃

ワシントンは温暖化対策を後戻りしようとしているが、カリフォルニア州はこれまで積み重ねてきた約束を後戻りさせることはなく、努力を倍増しようとしている。2030年までに1990年比較で温暖化ガスを4割減らす目標だ。

ヒマラヤで睨みあうインドと中国

中国・ブータン・インドが国境を共にするアルナーチャルプラデシュ州に、中国が道路建設を始め、ブータンの抗議を受けてインドが建設中止を求めた。中国と争うインドが米国側につけば、日本との関係もより強まる可能性がある。

北朝鮮に対する「封じ込め戦略」とは

北朝鮮のミサイル発射実験が激しさを増す中、トランプ政権は対策を迫られている。軍事力行使、ASEAN諸国と中国の金融封じ込めなど、周辺諸国と協力した政策が必要だ。

最大の不安要因はトランプ氏本人“使い捨て”にさ…

ホワイトハウスの前首席補佐官の更迭に一役買ったスカラムチ広報部長が今度は就任したばかりのケリー首席補佐官に事実上解任された。トランプ大統領に”使い捨て”にされた格好だが、これで政権の混乱が収拾するかは全く不明。

「慰安婦問題」に代わる「強制連行」という新たな…

映画『軍艦島』韓国内の反応が冷たい理由

「慰安婦問題」に代わり日本に圧力をかけられる新しい「カード」として使えるのは「強制連行」。日韓の溝が埋まるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

世界的に高まるサイバー攻撃の脅威

今後サイバー攻撃が軍事目的で使用された場合、その影響力は想像を超えている。強国が対サイバー組織を備える中、新しい戦略が必要とされている。

ISなき後のイラク、シリアはどうなるか

諸勢力が群雄するシリアでは、IS首都・ラッカ奪還後、アサド政権の全土統治は困難と見られている。ラッカ掌握を狙う米・露・トルコ・イランの紛争や、シリア独立の是非を含む9月のクルドの国民投票など依然として先行き不安定な青図しか描けない。

“ミッション・インポッシブル”ホワイトハウス首…

内紛や議会対策で大混乱に陥っている政権を立て直すためだが、新長官に全面的な統括権が付与される見通しはなく、早くも悲観論が飛び交っている。