FT紙が指摘する 中国の鄧小平以来の危機

権力の集中は改革に諸刃の刃であり、汚職撲滅運動は成長を殺している。終わりなき景気刺激で非現実的な拡大路線を続けることは無理だ。

新政権誕生のスリランカ 対中依存は変わるか？

新政権は、ラジャパクサ前政権のような対中依存ではなく、米印との関係を強調する、よりバランスの取れた外交政策をとることも期待される。

エコノミスト誌が牽制　 歴史を歪曲する中国の野望

東アジアではかつての日本に代わって中国が「破壊的な」非民主主義国家として台頭、その中国が歴史を歪曲して己の野心を正当化しようとしている。

アジアにおける 日米韓連携の重要性

アジア情勢の変動に対応する上で重要なことは日米韓の連携を確かなものにすることであり、このため米国としても一定の役割を果たすことができる。

日中の緊張を高める 中国の3つの動き

1)2機の多目的ヘリを艦載できる大型沿岸警備艇の造船への着手、2）尖閣の近辺の温州市とNanji島に基地を作る計画、3）東シナ海での沖合の石油とガスの開発。

メルケルさん、重い扉を開いた先、見てますか？

理想が先行した通貨ユーロの「二の舞」にならないか

80万人の難民を受け入れると宣言した独メルケル首相。果たして何人が本当の「政治難民」なのか。あるいは何割がシリア人なのか……。

中国の擬似海軍を担う漁船団

中国は漁船を海洋民兵網に組織化して、疑似海軍の機能を果たさせている。これら漁船は中国海軍の廉価な援軍になっている。

行き詰まるプーチンの エネルギー政策

プーチン大統領は、欧州を迂回しアジアへの軸足移動をしようとしている。しかし、それはうまくいっていない。

イラン核合意から得られる 中露の戦略的利益

今般のイラン核合意から最大の利益を得る国はロシアと中国である。両国は既にイランを通じて影響力を確実に拡大している。

オバマはナイジェリアに 「助言・支援部隊」を展…

ナイジェリアは、ボコ・ハラム等深刻な課題を抱えるが、実利主義のブハリ新大統領の登場によって前途に期待が持てる。

中国の経済進出拡大が 欧州を分断する

中国の欧州におけるプレゼンスは2008年の金融危機後、加速的に増大した。

ポスト・アサド政権を担う地方評議会

アサドに代わるものがシリアの草の根から生まれつつある。米国とパートナー諸国はこれを育て、護らなければならない。

米陸軍大幅削減の意味することとは？

49万人の規模の現有陸軍兵力を、2017年まで45万人にまで縮小するのが現在の計画だ。

時代によって変わる 台湾の現状維持の解釈

台湾の現状維持の意味は時代と文脈によって変わっており、独立派の解釈と、国民党、特に馬政権の解釈には相違がある。

中国の影響力拡大が 米豪同盟に影を落とす

米豪同盟の緊張は表面化している。それは中国の行動によって地域紛争のリスクが高まっているからである。

安保法制は海外軍事行動の 白紙手形ではない

日本の海外での武力行使に対する多くの制限はそのまま残ることになり、安保法制は海外での軍事行動に対する白紙手形からは程遠い。

安保法制を支持する ウォールストリート・ジャー…

日本は安保関連法で、今まで以上に民主主義とルールに基づく国際秩序の維持に責任を持つことになる。

中国との対立を避け 台湾に屈辱と困難を強いる…

台湾が必要とする武器の供与を定める台湾関係法が成立して36年が経つのに、米国は逆効果を招く台湾政策を取っている。

サウジで驚くほど高い支持を得るIS

サウジ指導者が恐れる シーア派叩きでのISの出し抜き

サウジはISと、どちらがシーア派を厳しく罰するかで争っている。

中国に何をやってはならず 何をやれるのか

ブレア元米太平洋軍司令官とハンツマン元駐中国大使の提言

軍事安全保障専門家を中心に対中強硬策が強まっている中、軍事的な自制を求めることの限界。