「国際」の最新記事一覧
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2025/08/19 佐藤俊介米アラスカ州で米露首脳会談は、米側が目指した停戦条件の合意には遠く及ばない形での幕切れとなった。米側はロシアを事実上経済面から支えたインドや中国などへの大型追加関税を振りかざして交渉に臨んだが、米政権の迷走が浮き彫りになった。
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2025/08/19 岡崎研究所英仏独の三カ国は、長期にわたる軋轢を超克し、米国に懸念の眼を向けつつ、新たに防衛面でのパートナーシップを築こうとしている。三角同盟の構築に力を入れている背景には、「ロシア」と「米国」の要素がある。NATOとEUの限界への認識が駆り立ててい…
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2025/08/18 岡崎研究所米国の「2025 年暫定国家防衛戦略指針」からは、中国を「唯一の迫りくる脅威」と規定して在欧米軍の削減を図ろうとする姿勢が見える。しかし、過早な兵力削減は欧州ひいては世界の軍事バランスをも崩して重大な事態に繋がりかねない。
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『物価高のアルゼンチン・チリ、長距離バスで巡るラテン世界貧乏旅』第12回
2025/08/17 高野凌3月10日。チリ南部の人口25万人の港湾都市プエルトモントの中心地に、中国雑貨の店があった。感じの良い30台前半の女性がキャッシャーにいた。「女老板(女性オーナー)か?」と聞いたら、「旦那がオーナー」と笑った。夫婦ともに江蘇省出身でコロナ…
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2025/08/16 野口千里,大城慶吾サハリンに残留を余儀なくされた多くの日本人。もしも、自分がその当事者であったら――。日本への永住帰国を果たした2人が語る交流と、今後、求めるものとは。
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2025/08/15 野嶋 剛台湾とフィリピンの間のバシー海峡は「慟哭の海峡」と呼ばれる。第二次世界大戦末期、日本軍はこの海峡を通じて補給船を送り、米軍に狙われた。「輸送船の墓場」と呼ばれ、多くの海没者が出た。犠牲者たちの慰霊は日本の検証にもなる。
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2025/08/15 麻田雅文本土における地上戦は、沖縄、硫黄島だけではなく、敗戦直後に南樺太、敗戦後に千島列島でも行われた。ここから得られる教訓とは何か。
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2025/08/14 吉永ケンジ韓国の李在明大統領の〝英断〟で北朝鮮向け宣伝を行う大型スピーカーが撤去され、38度線沿いに平穏な空気が流れ始めたと思いきや、米韓両軍は連合演習を8月下旬から実施することを発表した。朝鮮半島は再び緊張関係に陥るのか。
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2025/08/14 斎藤 彰1月スタートした第2次トランプ政権下で、移民制限の動きが加速している。その一方、IT、AIなど最先端ビジネスにおける移民ファミリーの活躍ぶりはきわだつばかりだ。時代の流れに逆行する政策が続けば、米国の今後の繁栄にもブレーキとなりかねない。
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2025/08/14 原田 泰日本が太平洋戦争を続けた理屈は、ここまで犠牲をもって得たものを手放すことは戦死した英霊に申し訳ないというだけである。しかし、過去の損失はサンクコストであって、将来を考えるコストとは言えない。これは現在のロシアにも当てはまると言える。
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2025/08/13 服部倫卓ロシアと北朝鮮の関係は、ロシアの継戦能力を左右する要因に浮上し、注視すべき対象となっている。ただ、どれだけ近接しているかは公式統計では見えにくい。断片的な情報をかき集めながら経済に主眼を置いて概観してみたい。
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『苦悩の島・沖縄 二つの和解』発売前特別先行公開
2025/08/13 飯塚恵子日本政府に対する根強い不信、繰り返し噴き上がる歴史問題への反発と憤り、トップの政治信条や時の政治情勢によって大きく振れる基本姿勢。誤解を恐れずにいえば「日本と沖縄の関係」は「日本と韓国の関係」に似た要素があると感じてきた。
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2025/08/11 筒井清忠なぜ日本は太平洋戦争に突き進んだのか。それは当時の国内情勢と国際情勢から丁寧に読み解く必要がある。浮かび上がるのが「平等主義」だ。「弱者隷属階級の解放」という大義が、昭和史を揺さぶっていく。
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2025/08/09 友森敏雄,野口千里終戦直前の1945年8月、突如として戦火に包まれた樺太。戦闘は8月15日を迎えてもなお止まず、多くの命が失われた。戦後80年にかつての日本領・樺太、現在のロシア・サハリン島の歴史を振り返る。
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2025/08/08 海野素央トランプは、バラク・オバマ元大統領が生成AIで操作された偽動画で逮捕されるというショッキングな映像を、自身のSNSにリポストして拡散した。また、トランプは、自身がパトカーを運転し、他のパトカーと一緒に、オバマが運転する車を追いかける写真も…
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2025/08/08 岡崎研究所シリアでは、イスラエルとトルコの代理戦争が始まっている。シャラア暫定政権が内戦で宗派、部族に分断されたシリアのイスラム原理主義に基づく再統一を図り、トルコが支援。イスラエルが反発する。そこには様々な要素が絡む。
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2025/08/07 富坂 聰満州に住み、戦後置き去りにされた日本人の子どもたちを、中国の人々は激動の時代の中で育て上げた。日中間には様々な困難があるが、こうした歴史的事実にも目を向ける必要がある。
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2025/08/07 岡崎研究所台湾を巡る米中戦争の際に日本と豪州が如何なる役割を果たすか明確にするよう米国が迫っている。トランプ政権が求めているのは、原則的な立場を表明するのではなく、同盟国との負担の不均衡に対する不満がある。
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2025/08/06 廣部 泉トランプ大統領の登場によって米国は、自国のことしか考えない「ならず者国家」になってしまったと嘆かれている。ただ、歴史を遡ると、米国が最近になって初めて変化したわけでないことがわかる。
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