「社会」の最新記事一覧
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ぎをん萬養軒【京都】
2018/08/24 菊地武顕料理も守るものと変えるものを見極めないといけない。谷崎潤一郎『朱雀(すざく)日記』にも登場する老舗は、明治に木綿問屋の7代目が始めた。四条通から大和大路新橋に移転し、築百年以上の京町屋で伝統+歴史をスパイスに新しい挑戦に勤しむ。
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土畑重人(昆虫生態学研究者)
2018/08/23 吉永みち子働かないアリと、より多く働くアリ。巣を崩壊にまで追い込む存在を駆逐せず、その分働く彼らは過労死してしまう。衝撃的なアリの社会に人が気づいていない仕組みがあるかもしれない。応用科学の世界で尽きない探究心と愛を持って、研究者は謎に挑む。
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2018/08/21 足立倫行父は海軍兵学校卒業後、43年9月から終戦まで戦争に参加(44年の比島沖海戦、ミンドロ島突入作戦など)したが、戦争が終わっても新妻(私の母)の待つ境港の実家には戻らず、およそ1年間復員輸送に携わった。
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『知性は死なない 平成の鬱をこえて』 與那覇潤氏インタビュー
2018/08/17 本多カツヒロ気鋭の歴史学者として活躍していた與那覇潤氏。2015年に双極性障害Ⅱ型で入院、回復後病気を通じて世の中を見る目が変わったという與那覇氏が、平成の日本を席巻した反知性主義について語ってくれた。
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2018/08/15 吉村慎司「限界自治」に陥り、夕張市民の行政に対する意識が変化している。町の再生に取り組む鈴木市長に、「新しい自治」のあり方を聞いた。
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2018/08/15 吉村慎司非効率な行政サービスを抜本的に見直すため、住居と町の再編が進んでいる。しかし人口減少は止まらない。町には再生を支える「よそ者」の姿があった。
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~『経済学者たちの日米開戦 秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』牧野邦昭・摂南大学経済学部准教授に聞く~
2018/08/15 友森敏雄昭和の軍部、特に帝国陸軍は、非合理主義で、極端な精神主義に走った組織という認識が一般的だ。だから、日米開戦を決断したのだろうか。実は、陸軍も彼我の経済力を当時一流だった研究者たちに調査してもらい、圧倒的な差があることを知っていた。それにも…
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青山学院大学シンギュラリティ研究所 講演会(6)片山恭一氏
2018/08/11 ゴン川野シンギュラリティ到来が2045年だとすると、我々はシンギュラリティに向けて何をすればいいのか。全く未知の世界が訪れると思うんですね……。
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2018/08/07 渡辺秋男富士山頂の火口を一周することをお鉢巡りと呼び、そもそもは富士山岳信仰 「富士講」の信仰登山(登拝)における神事の一つであった。この富士講の富士山頂お鉢巡りを、関係機関から特別な許可・許諾をいただきドローン撮影することができた。まずはこのた…
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五十嵐泰正(社会学者)×富永京子(社会学者)(後編)
2018/08/02 柳瀬 徹本来はまったく別の問題が、政治性に絡め取られて「抱き合わせ」になり、社会を分かつ踏み絵になってしまうのはなぜか。社会学者二人による、日常のなかの「政治」をめぐる対話の後編。
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2018/08/01 赤坂英一いよいよ今週末の5日(日)から、阪神甲子園球場で高校野球選手権大会が始まる。が、その前に心配でならないのが、今年の異常なほどの猛暑である。暑さへの対策はどうなっているのだろうか。
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五十嵐泰正(社会学者)×富永京子(社会学者)(前編)
2018/08/01 柳瀬 徹福島第一原発事故から7年が過ぎ、放射線リスクをめぐる対立はかつてほどには目立たなくなっているが、対立がもたらした分断は、ローカルなコミュニティにもネット上にも残されている。
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2018/07/28 足立倫行今年6月30日、〈長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産〉(長崎、熊本両県)が、ユネスコの世界文化遺産に登録された。新たな地域振興の幕開けとなる明るいニュースであり、誠に喜ばしい限りだ。ただし、今後世界遺産登録地域を訪ねるにあたって留意し…
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2018/07/28 多賀一晃東日本でも、西日本でも「尾瀬」はわりと知られた名前です。これは唱歌『夏の思い出』のためです。入山者数は、2015年32.6万人になっています。今回は、尾瀬を通して、日本のアウトドア観光を考えてみたいと思います。
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『遺伝子 親密なる人類史』
2018/07/27 東嶋和子メンデルやダーウィンが遺伝の概念と初めて出会ったとき、のちにナチスドイツが優生学による「民族浄化」の名目で断種や強制収容、さらには殺人まで犯すことになろうとは、夢にも思わなかっただろう。
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葛飾北斎「冨嶽三十六景 諸人登山」
2018/07/26 牧野健太郎(読み解き),近藤俊子(構成/文)疲労困憊、ザンバラ髪。ご来光を見るために富士登山。寒いし疲れたし、ここらでちょっと居眠り…、の間に東の空は明るくなってきました。古希を迎えてなお「いちからはじめる」決意の「前北斎為一」さん。富士登山も人生も修行なのです。
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空き家・空き地・所有者不明土地対策はどこまで進んだか(3)
2018/07/25 米山秀隆空き地対策は、空き家対策ほどは進んでいない。空家法に基づき特定空家を認定するため、自治体は空き家の実態調査を進めているが、空き地については、6割以上の自治体が「調査を行う予定はない」としている。
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葛藤を抱えたリーダーの実像
2018/07/25 中澤幸介大阪北部地震、西日本豪雨と災害が続いている。危機発生時、組織を統率するリーダーはどのようなことを心掛けて指示をすべきか。熊本地震で被災した9自治体にインタビューを行った筆者が、災害対応におけるリーダーたちの決断と権限について検証する。
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2018/07/24 崔 碩栄夏の甲子園大会を見ながら印象に残ったのは、日焼けした選手たちの顔、汗、涙、仲間、歓喜、試合終了のサイレン。その一つ一つが「青春ドラマ」のワンシーンだった。しかし、30度を超え、時には35度を超える状況でグラウンドに立つ選手たちには違和感を…
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