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2019年2月15日

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2022年には77億ドルの市場規模に

 カリフォルニア州の大麻業者が作る商業組合によると、大麻ビジネスはカリフォルニア州で2022年には77億ドル規模に成長する、という。さらに2020年には先行して娯楽用大麻を自由化したコロラド州で18億ドル、ワシントン州で20億ドル、オレゴン州で10億ドルの市場規模が予想されており、全米ではゆうに100億ドルを超える規模となる。またカナダが米国に先立ち国中で娯楽用大麻を合法化したことで、米国からの大麻輸出も伸びているため、現在特にカリフォルニアでは大手企業による大麻農場の大規模経営化などが急速に進んでいる。

 こうした背景の中、大麻は今後富裕層にも使用者が増える、という見込みのもと、バーニーズが積極的に乗り出すこととなった。バーニーズCEOダニエラ・ビタール氏は「バーニーズは常に時代の先端を行く文化、ライフスタイルを取り入れてきた。大麻もその例外ではない」というコメントを出し、大麻吸引だけではなくそれを巡る様々なライフスタイルを総合的に顧客に対し提供することが目的、と語っている。

 バーニーズではビバリーヒルズのショップが成功すれば、他の娯楽用大麻が合法化されている州でも同様のショップ展開を考えている、という。これに追随して他の大手小売店が同様のサービスを開始する可能性もある。

 ただしバーニーズの動きにより大麻吸引が「おしゃれ」で「高級感がある」もの、というイメージが生まれることに当然連邦政府は反発すると考えられる。大麻をモチーフとしたアクセサリー類についてはオンライン販売もされる予定、というからなおさらだ。大麻については成分を材料に配合したクッキーなどの菓子類も販売されており、それを子供が食べて体調不良になる、という問題も指摘されており、企業の姿勢が問われることにもなりそうだ。

  
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