2024年4月27日(土)

古希バックパッカー海外放浪記

2019年4月21日

待てど暮らせど閲覧記録はゼロ行進

 ◎◎不動産と紹介サイトに案件登録してから2週間が経過。しかしコーポ○○の閲覧記録は皆無。S氏が退去してから既に1カ月経過。

 両隣の駅も含めて徒歩20分、築30年以上、2Kの競合物件を検索すると家賃は7万円~9万円が相場のようだ。30軒くらいの競合物件を一覧表にして比較してみた。比較的家賃が高い物件は鉄筋コンクリートで外観も中古マンション風である。

 ◎◎不動産と相談して『家賃8万5000円、敷金1カ月分、礼金なし』に条件変更。紹介サイトは家賃を8万円に引き下げた。一週間経過したが◎◎不動産からは音沙汰なし。

待ちに待った見学希望者

 家賃を引き下げてから10日経過した頃からネット上の閲覧者がぼちぼち現れてきた。さらに数日後に待望の見学希望者が現れた。当日コーポ◎◎に早めに出向き、窓をあけて空気を入れ替え、新しいスリッパを揃えて待った。

 見学者は20代後半の共働きの夫婦。2人ともプログラマーであり不規則な勤務形だ。問題は子供が出来たら保育園が近い都心駅近物件に移るという将来設計。数年で退去されては空室期間と原状回復費用(次回は30万円以上の出費を覚悟しなければならない)を考えると元が取れない。

理想の入居希望者

 S氏の退去から2カ月経過したころ、再び見学希望者が現れた。Kさんご夫婦は現在もコーポ◎◎の近所のアパートに住んでおり、手狭なので引っ越したいと。

 しかも歩いて数分の距離に実家があり老齢の両親のために近隣の物件を探していたという。Kさんはいわゆる士業で収入も安定している。こうして理想的な借主様を迎えて一件落着。
しかし、そのころ別の限界アパートで暗雲が漂っていた。

⇒第3回に続く

  
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