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この熱き人々

2019年7月26日

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吉永みち子 (よしながみちこ)

1950年、埼玉県生まれ。85年、『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞。著書に『母と娘の40年戦争』(集英社文庫)、『怖いもの知らずの女たち』(山と溪谷社)、『試練は女のダイヤモンド』(ウェッジ)などがある。

 
 

 「恐竜の首も、鳥と同じS字です。四足歩行の恐竜からは鳥に進化できなかったけれど、二足歩行の恐竜は速く走ることを断念して得た自由に使える前肢を翼に変えて、鳥になって生き延びたということですね」

 鳥は恐竜だった。となると、恐竜は爬虫類だから鳥も爬虫類ということになる。頭が追いつかない。が、ハヤブサの目を持つと言われる小林が、一瞬、恐竜と一体化したような……妙な気分になった。

 上野の国立科学博物館で「恐竜博2019」が開催されている。小林が全貌を明らかにした謎の恐竜デイノケイルスと、むかわ竜の全身復元骨格も公開される。環境が壊れかけていることを自覚しつつ、恐竜ルネッサンスと言われる日本で、恐竜からのメッセージをぜひとも聞きに行かなければと思う。  

太古の時代を生きた恐竜の謎に迫る
恐竜博2019(東京都台東区・国立科学博物館)2019年7月13日~10月14日

石塚定人=写真

  
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◆「ひととき」2019年7月号より


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