前向きに読み解く経済の裏側

2019年9月30日

»著者プロフィール
閉じる

塚崎公義 (つかさき きみよし)

経済評論家

1981年 東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の業務に従事。2005年 銀行を退職して久留米大学へ。現職は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は一個人として行うものであるため、肩書きは「経済評論家」とする。

宝石店の店頭に高額商品が飾ってあるのは……

 宝石店の店頭に500万円のダイヤが飾ってあったりします。もちろん、セレブが買ってくれる事も期待しているのでしょうが、おそらく店には今ひとつの狙いがあります。それは、庶民の脳に500万円という金額を焼き付けることです。

 500万円という金額が脳に焼き付いてから入店した客は、5万円や10万円の宝石を見て「安い。これなら買える」と考えるでしょう。「10万円と15万円なら5万円しか違わないから大きな方を買おう」と考える客もいるかもしれません。

 マンションを買った客は、一度帰宅して脳にこびりついた3000万円といった数字を洗い流すことが可能ですが、宝石店の客は、一度帰宅しても次回の来店時に再び500万円のダイヤが目に入ってしまうわけですから、問題は一層深刻かもしれませんね(笑)。

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

関連記事

新着記事

»もっと見る