2024年6月18日(火)

古希バックパッカー海外放浪記

2019年10月6日

ガイドのナセリ君は大変な努力家!

HOLOMBOキャンプを目指して延々と続く下り坂

 ジープでも登山口までは遠回りするので2時間半の長丁場だ。道中ナセリ君とおしゃべり。

 ナセリ君は少年のように見えるが21歳。我々をサポートした12人の登山チームでは年少である。ちなみにサブガイドは58歳である。ナセリによると山岳ガイドは国家資格であり、資格を持ったガイドがチームリーダーであり全責任を負っている。ちなみにチップの分配もガイドの裁量らしい。

 ナセリはタンザニア北部の山地の寒村の母子家庭出身。ちなみにナセリという名前はエジプト独立の英雄、ナセル大統領に因んで名付けられた。長男の彼は子供の頃から畑仕事を手伝って家計を助けてきた。

 義務教育の7年を終えて3年の観光学校を修了して山岳ガイド国家資格試験に16歳で合格。既に山岳ガイド歴5年という。ちなみに観光学校の休暇にはアルバイトとしてポーターをしていたという。

 山岳ガイドはキリマンジャロの登山シーズンが短いために収入が限定的なので、オフシーズンはサファリガイドで稼げるように現在サファリガイドの国家資格を得るため勉強しているという。英語だけでなくフランス語、日本語ができれば更にガイドの機会が増えるので語学学習も必須。

 将来自分の旅行代理店を経営するのがナセリの夢だと恥ずかしそうに語った。貧困から脱出するために子供の頃から働いて必死で勉強して国家資格を得て、地道に仕事をしてキャリア形成するという途上国の貧しい若者の典型的なサクセスストーリーである。

 ナセリの成功を心から願った。

⇒第3回に続く

  
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