Wedge REPORT

2019年11月12日

»著者プロフィール
(y-studio/gettyimages)

 名古屋を拠点に、リフォーム事業を展開するニッカホーム。中部、関東、近畿、中国、九州にも支店を持つ。年間売上は306億円と、独立系リフォーム専業会社では、売上実績全国1位を誇る。

 7年ほど前から中古物件(戸建て、マンション)を買い取り、リフォームして再販する事業を手掛けはじめ、今では、名古屋、大阪圏を中心に年間200件ほどの物件を扱うまでになった。

 個人がリフォームを行おうとすると、設計、施工などを個別に手配するか、リフォーム業者に丸投げするしかない。前者だと「リフォームイメージを自分で考える」といった手間がかかるし、後者だと「予算感」がつかみづらい。

 実際、リフォームを進めていくなかで、追加修理が必要なことが分かり、予算が当初よりも大幅に増えたというケースもある。そうした手間や不安感を省けば、ニーズが高まるはずという目論見が当たった。

 西田裕久社長は「年々150%で伸びています。築30年くらいまでの物件であれば、それほど問題はありません」と話す。買い取り依頼があるとおおむね6割前後は買い取るという。

 新築信仰そのものがなくなったわけではないが、2030年には新築の着工件数が今より3割減るという予測が国交省から出されているように、物理的に新築の供給が減るため、中古に流れざるを得ないという背景もある。

 さらに、都心回帰の動きは、首都圏にかぎらず名古屋、大阪でも起きており、条件の良い土地にはすでに不動産が建っているため、それを購入する(中古)ということになる。

 「今の3、40代を見ていると、家に対して生涯のモノという感覚を持つ人が少なくなっているように思えます」と西田社長。たとえ不動産を買ったとしても、ライフステージの変化によって住み替えていくという意識を持っているということだ。

リフォーム前
リフォーム後

関連記事

新着記事

»もっと見る