競技団体を超えた街づくりへの期待が掛かるFC今治
今後Jリーグの舞台ではどう戦っていくのか。矢野氏いわくJFLとJリーグの運営に関してはそう変わりないという。確かに実際現場でやっていくことは周囲が騒ぎ立てるほど変わらないのかもしれない。自分達の現状を分析して、地域と共に日本を元気にしていく取り組みを続けていくことに尽きる。今回実際に今治という街を訪れ、試合日にスタジアムへ足を運ぶことでクラブと街がお互いを支え合っている印象を受けた。人口減が続く今治市にとってFC今治は必要な存在となりつつあり、クラブにとっても街の人達は欠かせない。次のステップに上がるために必要となってくる1万人のスタジアムを満員にすることは決して容易ではないはずだ。だがそれをFC今治が実現することが出来ればそれはただの興行ではない、街づくりという新たなクラブ像の在り方が生まれる気がする。
村井滿チェアマンもFC今治のJリーグ昇格の際にはこのようなコメントを残している。
「FC今治はサッカーで地域社会をどう変えるかというテーマに正面から取り組み、一つの競技団体を超えている存在。活躍が多くの地域社会に希望を与える可能性がある」
チェアマンも期待するこの希望を与える存在への実現に向けてFC今治は更なる歩みをJの舞台で続けていく。
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■スポーツで街おこし プロ化だけが解じゃない
Part 1 独特の進化を遂げる日本のスポーツに期待される新たな役割
Part 2 INTERVIEW 川淵三郎氏(元日本サッカー協会会長)
プロリーグ化に必要な4本柱 地域密着がクラブ経営の大前提
Part 3 先進事例に学ぶ 「おらが街のチーム」の作り方
Part 4 INTERVIEW 池田純氏(横浜DeNAベイスターズ初代球団社長)
スポーツで地域活性化 成否を分けるカギとは?
Part 5 岐路に立つ実業団チーム 存続のカギは地域との連携
Part 6 侮れないeスポーツの集客力 街の賑わい作りに貢献
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