2023年1月30日(月)

Washington Files

2020年3月4日

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斎藤 彰 (さいとう・あきら)

ジャーナリスト、元読売新聞アメリカ総局長

1966年早稲田大学卒業。68年米カリフォルニア州立大学バークレー校大学院修士課程修了、70年読売新聞入社。ワシントン常駐特派員を2度務めた後、アメリカ総局長、東京本社取締役調査研究本部長などを歴任。著書に『中国VSアメリカ』『アメリカはカムバックする!』(いずれもウェッジ)がある。

バイデンがサンダースを引き離すシナリオ

 ただ、バイデン氏が“スーパー・チューズデー”の多くの州で勝利した結果、今後のレースで代議員獲得数含めサンダース候補を大きく引き離すシナリオもありうる。

 そのひとつは、これまで同じ中道派の候補としてバイデン氏の足を引っ張ってきた億万長者マイク・ブルームバーグ氏(77)が今後、ミシガン、フロリダ、オハイオ、ニューヨーク、ペンシルバニア各州でのビッグレースを前に早期に戦線離脱することだ。その場合、中道派候補はバイデン氏で一本化されるだけでなく、ブルンバーグ氏がその持てる莫大な選挙資金をバイデン候補につぎ込むこともありうる。

 同時に、左派候補として戦ってきたエリザベス・ウォーレン女史(70)は今後もできるだけ戦い続け、「国民皆保険」提唱など同じ土俵で争ってきたサンダース氏の前にできるだけ長く立ちはだかることも、バイデン氏を後押しすることになる。

 また、バイデン氏は、これまでにすでに撤退した同じ中道路線のブティジェッジ、クロブシャー両候補支持者側からの資金援助も大いに期待したいところだ。

 いずれにしても、民主党候補争いはバイデンvsサンダース対決の構図となり、当面の関心は、ビッグレースの行われる今月10日(ミシガン州など)、同17日(フロリダ、イリノイ、オハイオ各州など)、来月28日(ニューヨーク、ペンシルバニア各州など)での予備選に移ることになる。

  
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