Washington Files

2020年2月13日

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斎藤 彰 (さいとう・あきら)

ジャーナリスト、元読売新聞アメリカ総局長

1966年早稲田大学卒業。68年米カリフォルニア州立大学バークレー校大学院修士課程修了、70年読売新聞入社。ワシントン常駐特派員を2度務めた後、アメリカ総局長、東京本社取締役調査研究本部長などを歴任。近著に『中国VSアメリカ』『アメリカはカムバックする!』(いずれもウェッジ)がある。

(iStock.com/flySnow/Purestock)

 米大統領選民主党候補選びで急進左派バーニー・サンダース(78)、中道派ピート・ブディジェッジ(38)両候補のトップ争いがし烈化する中で、莫大な資金力と全米をまたぐ強力な選挙態勢を誇るマイク・ブルンバーグ候補(元ニューヨーク市長)(77)に対する評価と支持率がじりじりと上がり始めてきた。

 ロイター通信社は11日、コンサルティング会社IPSOSと共同実施した最新の大統領候補支持率に関する世論調査結果を発表した。それによると、選挙登録を済ませた民主党支持および無所属有権者間の候補者支持率では、これまでまだ各州の党員集会、予備選に参入していないブルームバーグ候補が前回調査時から6ポイント増の15%で第3位となった。これに対し、前回まで首位だったジョー・バイデン候補(77)は5ポイント減の17%で2位に下がり、サンダース候補が20%で1位だった。3位以下はエリザベス・ウォーレン(11%)、ブティジェッジ(8%)各候補の順となった。

4日、ミシガン州で集会を開いたブルームバーグ氏(AP/AFLO)

 また、11月本選でトランプ大統領との一騎打ちとなった場合の勝算について民主、共和両党の登録有権者に聞いたところ、サンダース、ブルンバーグ両候補が同率首位となり、それぞれ4%差でトランプ氏に勝利すると回答した。

 前後して、選挙関連調査で定評のあるキニピアック大学は10日、前週までに選挙登録を済ませた全米1519人の有権者を対象とする意識調査結果を公表した。

 それによると、ブルンバーグ氏に対する支持率は、サンダース(25%)、バイデン(17%)両氏に次いで3位(15%)に浮上、候補選びの初戦アイオワ州党員集会でトップだったブティジェッジ支持を上回る結果となった。

 さらにトランプ氏と対決となった場合の勝算にについて有権者に聞いたところ、51%対42%でブルームバーグ氏、51%対43%でサンダース氏、50%対43%でバイデン氏がそれぞれ勝利すると回答、なんと党員集会、予備選にまだ出ていないブルームバーグ氏が対トランプ戦では「最も勝てる候補」という評価を得た。

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