2022年11月30日(水)

オモロイ社長、オモロイ会社

2021年5月22日

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杉浦佳浩 (すぎうら・よしひろ)

代表世話人株式会社代表

三洋証券株式会社入社(昭和62年)。鹿児島支店にて勤務。地元中小企業、個人富裕層の開拓を実施。 日経平均最高値の2カ月前に退職。次に日本一給与が高いと噂の某電機メーカーに転職。埼玉県浦和にて、大手自動車メーカー、菓子メーカー、 部品メーカー等の主力工場を担当。 退職時は、職場全員から胴上げ。そして、某保険会社に20数年勤務後、平成26年末に退社。在社中は、営業職、マネジメント職を経験して、リテール営業推進、若手人財育成を中心に担当していた。 社外の活動も活発に行っていた。平成27年1月1日、代表世話人株式会社を設立。
同社代表取締役に就任。世話人業をスタート。

綿密ではなかった起業

 人が好きだと言い切る森岡さん。今の森岡さんはコミュニケーション力も抜群、クライアントの事業へ役立てるかを中心に考えています。しかし独立時は何をやっていくかを決めずにいたそうです。

 自分が何をやっていきたいか? それは戦わずとも事業を展開する、全てをアセットに。巨大な存在である Amazon の肩にちょこんと乗って事業をするという発想に着想していきました。ウブン社を立ち上げていくなかでビジネスドメインを決めていった経緯、どのように仲間集めをしていったか? 森岡さんは以下のように話します。

 「Amazon 事業にビジネスドメインを決めた背景には、戦略的な観点と経験からくる想いの2点がありました。戦略的な観点としては、とにかく市場が大きく成長率が高いEC、さらには GAFA の一角の Amazon の土俵の上で事業を展開したほうが事業成長が早いと考えました。

 Amazon 市場参入は日本国内のタイミングとしても良く、身近に Amazon に詳しい「道先案内人=プロ」がいて「自分の強みを活かせる領域」であったことも大きな要素でした。他にも当時トレンドだった動画プラットホーム事業など、数十程の新規事業案も考えてみましたが、共同経営者(取締役COO笠井氏)と議論した中で Amazon 事業に決めました。

 想いの観点としてはこれまでのインターネット広告代理店での経験がありました。まずはクライアントに対して本質的な価値を提供したいという想いです。Amazon 事業では『お客様の売上利益を上げる』このことだけにすべてフォーカスしました。これまでの広告費のフィーをもらうような代理店モデルだとお互いの利益が相反することも起こり得ます。

 また広告費の少ないクライアントへの支援は難しくなります。しかし、当社の固定費やレベニューシェアモデルであれば余計なことを考えずにクライアントの売上最大化の実現にフォーカスでき、クライアントの期待に応えることができます。

 もう1点は、一緒に働くメンバーのキャリアです。会社員時代のインターネット広告代理店モデルでの成長機会に限界を感じていました。最先端のデジタルマーケティング業界の中に入るのですが、日々の業務はマーケティング業務から程遠いことが多く、Google や Yahoo! 、Facebook、LINEと複数の広告プラットフォーム画面に張り付いて、夜遅くまで運用したり、社内・外調整で1日のほとんどを費やすといった日も多くありました。

 『デジタルマーケティングを求めてインターネット代理店を選んだ』
 『クライアントが求める売上最大化を実現したい』

 このような想いとは裏腹に作業やオペレーションといった日々の業務に追われ、なかなか得たいスキルや成果を得る機会がないことにジレンマを感じていました。

 一方、Amazon 事業であれば1つに絞りながらも非常に大きく成長確度も大きい Amazon プラットホームで情報・物流・マーケ・ECといった全般スキルが身に付きやすい。

 これは1つの事業、商品、サービスを推進するスキル、いわゆるマーケッターとして事業スキル習得に近いものであり、またクライアント様が求める売上最大化の実現に直結することだと考えています。

 事業推進のポイントとしては、過去のインターネット代理店時代の経験や戦友、情報などを最大の資産として捉えており、その資産を最大限活用することを強く意識しています。

 持ちつもたれつで協業することで最速成長を実現する。ポジションニングだけではなくオペレーション(特に実行のクオリティとスピード)にこだわることで優位性を創造する。このような点を意識しています」

どのように仲間集めをしていったか?

 「仲間に対しては、前提としては広告代理店出身者の未来を創りたいという想いがベースです。広告代理店出身者の多くは真面目で勤勉で優秀。ですから彼らに自信と勇気が加われば「何でも実現できる」と本気で思っています。自律・自走の価値観を持っている人財が Amazon 事業を拡大していってほしいですし、当社の新しい事業を創っていってほしいと考えています。

 今の仲間と一緒に共創できるようになった背景ですが、私自身は価値観を共有でき、いいなと思った方に「好きであること」を素直に伝えるようにしています。価値観が共有できれば、長い人生、Lifeでは当然ですが、Workでも一緒に共創できる時がくる、タイミングはいつかくるものだと思っています。

 実際、相手のターニングポイントにお話を頂き、人生を好転させたり、得たいモノを得るための手段として「ウブン」や「森岡を」活用してほしいと想いを伝え仲間が集まってきてくれました。

『ウブンのため、森岡のために頑張りたい』そういう嬉しい話を頂くこともあるのですが、その想いは一番にはしないこと。これは必ず約束してもらっています。

 一度きりの人生、責任は自分しか取れませんので『自分のために』『ウブン』『森岡』を活用してほしい。『自分ありき』のうえで『ウブン』『森岡』という順番を絶対に間違えないでほしいと伝えています。そういう考えを皆が持つこと一人一人が自律・自走の精神で日々の業務に挑み、結果として事業・組織のクオリティとスピードが強化され、競争優位性を築けているのだと感じています。

 この規模の会社に代理店出身のエース格の若手人材が多く入ってくれて活躍していますが、なによりも「仲間に対する想いを大事に」とアツい想いで語る森岡さんの Amazon Boutique Agencyとしての活躍もますます楽しみでありさらに新しい取り組みにも注目していきたいと思います。

  
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