2022年12月5日(月)

オモロイ社長、オモロイ会社

2021年5月22日

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杉浦佳浩 (すぎうら・よしひろ)

代表世話人株式会社代表

三洋証券株式会社入社(昭和62年)。鹿児島支店にて勤務。地元中小企業、個人富裕層の開拓を実施。 日経平均最高値の2カ月前に退職。次に日本一給与が高いと噂の某電機メーカーに転職。埼玉県浦和にて、大手自動車メーカー、菓子メーカー、 部品メーカー等の主力工場を担当。 退職時は、職場全員から胴上げ。そして、某保険会社に20数年勤務後、平成26年末に退社。在社中は、営業職、マネジメント職を経験して、リテール営業推進、若手人財育成を中心に担当していた。 社外の活動も活発に行っていた。平成27年1月1日、代表世話人株式会社を設立。
同社代表取締役に就任。世話人業をスタート。

米国における最速ユニコーンの存在と今秋日本上陸でなにが起きるのか?

 今年1月に5億ドルの調達を発表をしたのがセラシオ(Thrasio)社、同社は Amazon に出店している事業を買収し、その後成長させる事業を手がけています。総トータルの調達額は10億ドルを超え、米国内で最速でユニコーン企業となり注目されています(Forbes社2021年1月20日記事より引用)。

 昨年10月には Amazon の元最高財務責任者だったトム・スクータック(Tom Szkutak)が取締役で参画、起業3年目で社員数も700人になっているそうです。その社員も投資銀行でM&Aを経験していた金融マンが多くを占め、セラシオ社で多くの買収を行っています。

 その買収先が Amazon に出店している企業ではなく、EC事業が本業ではない、もしくは個人事業主ではじめたECが個人の範疇から飛び出して好調に推移している層の人々に買収を打診することで、3年先5年先の売上見込を立てることよりも今すぐ事業を引き継ぐことでキャッシュを手にするということが、まさに新たなゴールドラッシュ化しているのがセラシオ社の事業主体です。購入したアカウントと顧客リストをフル活用して 買収前より数倍の売り上げるモデルを展開しています。このセラシオ社が今秋に日本に進出してきます。270億円の投資資金を引っさげて(日経新聞2021年3月17日付記事より引用:米セラシオ、日本進出 EC出店の中小買収へ270億円 )。

「通常のM&Aのように数カ月掛けてデューデリジェンスをすることなく、マーケットサイズと今後の消費者動向、マーケットフィットをプロの目で判断するので検討から10日から数週間で売買が成立している」と森岡さんは話します。

 セラシオ社の日本上陸に伴って、日本でも Amazon への小規模出品者、本業ではないメーカー企業等にアカウントを売却するというゴールドラッシュが始まるかもしれません。実はウブン社もこのM&A手法を活用したビジネスモデルの準備を進めており、既にM&Aチームや買収先候補のリストアップ、候補先へのアプローチなども進んでいるようです。

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