それでもなお、素直になれない自分がいました。
はい! 今ではワイフと仲良く旅行をします。孫のあかねちゃんをともない鎌倉への一泊旅行。
ワイフの怒った形相を思い出すと、今では心から「すみませんでした!」と、頭をさげることができますが。
またあるとき、ワイフが投げかけました。
「あなたたちお父さんが子ども会をつくってよ!」と。
当時のわが家は、地域生協に加入し、ワイフは生協仲間と積極的に活動をしていました。おつきあいも家族ぐるみで、同じ年頃の子どもづれで互いの家を訪問しあい、生協の素材でつくりあった料理を持ち寄っての料理教室のようなことをしていました。そんな席に、お父さんらが参加することもあり、何人かのお父さん仲間もできていきました。
で、ワイフらの投げかけに踊らされた、私を含む気の合う3人のお父さんと、団地内の「赤とんぼ子ども会」を創設しました。1984年、私が32歳のときでした。
それ以来、地域活動の楽しさ、名刺や肩書きとは無縁の親しいお父さん仲間が地域に居ることのうれしさ、かたわらの子どもの可愛らしさ……などなどを実感しながら、今日の「地域の居場所」ができてきたように思うのです。
お父さんが「地域で生きる」って、「寝に帰る場所」から「暮らす場所」へと、その意味をかみ締められることなんだろうなぁと、思うこのごろです。はい!
てなことで、初回は、ちょっとおセンチな私事を公開しました、とさ!
では次回まで、アディオス! アミ~ゴ!
(写真:すべて筆者提供)
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