「おとんさぁ、秋津に越すことにしたよ」と、5年前の2月に電話がありました。
「え、なんで?」と私は長男にききました。
「あのさぁ、あかねを秋津小に入れたいからさぁ」「秋津なら安全だし、おとんとおかんがいるから安心だからさぁ」と、長男。
私とワイフはものすご~くうれしくなりました。だって、長男が育った秋津にUターンしてくるんですからね! しかも家族でね。
で、その年の3月1日にわがまち秋津に長男らは越してきました。
で、あかねちゃんは、4月にピカピカの一年生として秋津小学校に入学したのでした。
それから早や5年。
秋津のまちがよほど住みやすいのか、子育てしやすいのか、長男家族はひがたくんと続いてみなとくんを秋津でさずかったのでした。
秋津生まれの二人は、今、秋津保育園に通っています。そして、長男家族は同じ団地内の5棟離れた5階建ての2階に住んでいたのですが、この冬に私の家に越してきました。
つまり、長男家族との同居により、わが家はいまどき珍しい3世代家族なんです。
「天井の足音、3人の子どもの区別がつくのよ」
さて、長男らのUターンを喜んだのは、60歳の私と59歳のワイフ、それと27歳で独身の次男のわが家だけではなく、私たちと同世代の秋津の仲間の親たちにも大きな喜びとなっています。
長男らが同居する前に住んでいた棟の1階に住む青森出身の一戸直作おじちゃんは、わが家への引っ越し間ぢかに長男にいいました。
「引っ越すとさみしくなるなぁ」と。
引っ越すっていったって、ほんのちょっとの距離なんだけどね。
また直作おじちゃんのつれあいの恵美ちゃんおばちゃんも、あるとき話しました。
「天井の足音、3人の子どもの区別がつくのよ」「あっ、今の足音はひがただ、とか、いまのはみなとだわって」と、親しみを込めた笑顔でね。