2022年11月26日(土)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2022年2月24日

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 JCPOAがもともとの効果(例えばイランが核兵器開発しようとしても1年はかかるような仕組みなど)を持つものとして復活することは、トランプがこれを破棄した結果として、もはや不可能になっている。イランのウラン濃縮能力はずっと高くなっている。

 しかしながら、今の段階でJCPOA改訂版の合意ができることは大変望ましいことである。イランが核兵器開発するのを阻止する道はそれしかない。空爆で核関連施設をつぶしたとしても、イランが核兵器開発する意思を強め、何年か遅らせる効果はあろうが、それ以上の効果は見込めない。

交渉はまさに大詰め

 イランがその意思で核兵器開発を控えることの報償として制裁緩和をすることは十分に利益のバランスがとれている。米国はイスラエルにも交渉の状況を連絡している模様であり、交渉はまさに大詰めを迎えている。

 イラン側は、米国が再び新しい改訂JCPOAからは離脱しないという保証を求めているようであるが、米国としては議会との関係上それは難しいだろう。イランの要求には、トランプがJCPOAを破棄したのだからというもっともな理由があるが、現実的には可能ではないので、何か文言上の工夫などで双方のメンツを立てる工夫でこれを乗り切るしかないのではないかと思われる。

  
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