世界の記述 2022年3月1日 中国「認知戦」の一環か? 台湾で「対米懐疑論」広まる恐れ 井上雄介( ジャーナリスト) Tweet 印刷画面 一概に取り締まることもできない蔡政権 ただ「対米懐疑論」は、「認知戦」の結果とは言い切れない。中国のフェイクニュース散布などについて研究している民間団体「IORG」は、21年8月の「今日のアフガニスタンは明日の台湾」の言論に関するデータを詳細に分析。多くは台湾が発端で、台湾と中国のメディアの相互引用により拡散したと結論付けている。 「対米懐疑論」を「認知戦」とレッテル貼りすれば言論封じにつながりかねない。蔡英文政権は、難しい対応を迫られそうだ。 Facebookでフォロー Xでフォロー メルマガに登録 ▲「Wedge ONLINE」の新着記事などをお届けしています。 前へ 1 2 3 編集部おすすめの関連記事 台湾・ウクライナ同時侵攻 中露のシナリオ、米国の悪夢 【限定公開】中台紛争が勃発した日、日本の〝戦場化〟は避けられない 知らぬ間に進む影響力工作 中国が目論む日米の〝分断〟 中国が台湾侵攻を決断へ その日、日本が〝戦場〟になる 中台外交レースの舞台は中米へ 米国は台湾承認国家を繋ぎ止められるか バックナンバー