・きょうだい間の「嫉妬」をなくす
これは、「子ども4人が東大理IIIのママ」として有名な佐藤ママこと佐藤亮子さんのやり方です。幼児期に1万冊の絵本を読むなど教育面でのノウハウが注目されがちな佐藤さん。
『私は6歳までに子どもをこう育てました』(中央公論新社)にも書かれていますが、「きょうだいを徹底的に平等に接する」ということもこだわってやっていたそう。「お兄ちゃん」と言う呼び方をせずに全員名前で呼ぶ、「お兄ちゃんだから大きいおやつ」ということもやめたそう。
おやつは4人のきょうだいに均等に分け、小さい妹が食べきれなかったら、兄にゆずる、という順番にしていたといいます。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はいつも多くもらっていた」「妹ばかり可愛がってもらっていた」など嫉妬をなくすことで、「きょうだい平等」を実現していたのです。
ビジネスでも時には〝競争しない〟意識を
実は、上記の「きょうだいを比べない子育て」はビジネスでも使える技です。競争が多い組織は、不安が大きくなり、人間関係を悪くします。一時的な成長はあっても、長い目で見ると組織の疲弊につながることがあります。
組織のリーダーであったら、
・まずは一人一人の性格を受け入れる。
・時には個別で話を聞く。
・メンバー間の嫉妬をなくす
を意識してみてはいかがでしょうか?
ビジネスでも子育てでも人を伸ばす基本は同じなのかもしれません。