2024年4月26日(金)

Wedge REPORT

2022年8月17日

移り変わりの激しい世界

 今や「商品の良い悪いがSNSでの見せ方で決まってしまう」とも言われる時代。SNSを深く知り、事業形態とそれぞれのSNSツールに合わせた発信をすれば、事業成功への近道になり得る。ただ、そのノウハウは一朝一夕では獲得できないし、その手法の流行り廃りは早い。

 ノウハウを伝えているあいめこさん自身も「1年後2年後に自分の事業がどうなっているのか、全く読めない」と語っている。実際、数年前に流行した「インスタ映え」という言葉も、キラキラした非日常を見せる写真のことから、自らの日常の一コマを切り取ったものへと意味が変遷してきているという。これに伴い、企業による「インスタ映え」での宣伝は変わっていかなければならないのだ。

 ビジネスにおいて「変わらないためには変わらないといけない」とよく言われるが、まさにSNSの世界でもそのようだ。ただ、「人間の『人と繋がりたい』という気持ちだけはSNS発達前から変わらない」とあいめこさんは強調する。

 企業や人がSNSでどのような発信をし合い、つながっていくのか。「若者文化の発信源」とも言えるSNSの世界で、シニア起業家がどう悩み、表現していくのか。これは異質なものを混ぜ合わせるイノベーションの始まりにもなるのではないだろうか。シニアとSNSの動きに注目しても良いかもしれない。

   
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