水季と弥生の意外なつながり
「海のはじまり」は、夏が海を育てていくことになるのだろう。そして、夏の年上の恋人である百瀬弥生(有村架純)が夏とともに海の成長を見守ることになるのだろう。
第6話「やっぱり生む子にした…出産を決めた本当の理由」(8月5日)に至って、水季が中絶を思いとどまった謎が明らかになる。
水季が妊娠した同じころ、弥生も夏ではない男性との間に子どもができていた。相手に相談すると中絶が前提のようになった。弥生が中絶した産婦人科が、実は水季が中絶しようとしていた産科だった。
患者たちが思いをつづったノートを見た水季は、中絶を思いとどまった。そのノートの部分は、弥生が中絶後に綴ったものだった。
「罪悪感に襲われています。彼がああしてくれたら、母がこう言ってくれたらと、他人にすべてをゆだねていました。後悔とは少し違う。(中絶を決めた)人に同じ気持ちになって欲しくありません。(中絶するか生むか)どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います」と。