2025年3月17日(月)

山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2025年3月15日

希望を持ち、周囲とつながる

 がんという病気は時に人を絶望に追い込む厳しい現実である。しかし、Sさん、Tさん、Yさんの物語からは、希望を持ち続けること、周囲とのつながりを大切にすることが逆境を乗り越える力となることを学ぶことができる。彼らはがんに立ち向かう多くの人々にとって希望の光であり、勇気を与える存在である。

 私たちは彼らの姿勢や行動から学び、同じような逆境に直面したときにどのように乗り越えていくかを考えることができる。がんと闘う人々にとって希望は決して消えない光であり、彼らの物語はその光を照らし続けている。希望を持ち続け、自分自身の道を進むことが最終的な成功に繋がるのだ。

 がんとの闘いは決して簡単ではないが、彼らのように逆境を乗り越える力を持ち、他者への思いやりを忘れない姿勢を持つことで希望を見出すことができる。彼らの物語を通じて、私たちもまた人生の中で大切なことを学ぶことができる。希望を持ち続け、共に歩んでいくことが重要であると強く感じる。

 僕は子どもの頃から吉川英治の宮本武蔵の小説が好きで、特に壮絶な一乗寺下り松の決闘の場面に心が躍った。『宮本武蔵』で、1対100の吉岡一門を制した深謀遠慮の闘いに憧れた。敵が何人かかかってきても1人しか通れない丸木橋に誘き寄せ、1対1で戦う武蔵の姿勢は、私たちの人生においても非常に重要である。

 宮本武蔵の戦いの例は、柔軟な対応の重要性を示している。武蔵が1対1で戦うことで勝利を収めるように、私たちも困難な状況に直面したときには、戦略を考え、適切に対処することが求められる。直面している問題や状況をしっかりと把握し、冷静に行動することが重要である。

 商社マン時代にはコーチングを通じて、ストレスマネジメント研修を受け、さまざまな悩みから解放されるアドバイスを学んだ。社員は自分に適したストレス対処法やポジティブシンキングを学び、業務上のストレスに上手に対応できるようになった。これは特別なことではなく、普遍的な問題解決の方法論である。

 がんと向き合うこれらの患者たちの姿勢や行動から、希望を持ち続け、共に歩んでいくことの重要性を学んだ。彼らの物語は、私たちに逆境を乗り越える力と希望を与えている。希望は決して消えない光であり、その光を照らし続けることが、私たちの未来に繋がるのだ。

Facebookでフォロー Xでフォロー メルマガに登録
▲「Wedge ONLINE」の新着記事などをお届けしています。

新着記事

»もっと見る