第二次世界大戦でのアジアでの敵国は主に日本だが、この頃から、中露が連携して当時の日本の軍国主義を批判する場面が目立つようになった。
ロシアの5月9日に見る国際関係の構図を見る時に、この15年の外国首脳の顔ぶれはその後の展開を分析する上で象徴的だったと言える。
なぜなら、プーチン政権になびく国々は多少の入れ替えがあったとしても、主要メンバー国は15年の関係図とあまりかわらないからだ。
構図は今後も変わらないのか
いま、米国のトランプ政権が仲介して、ロシアとウクライナの停戦交渉が進んでいる。
仮に停戦が結ばれても、ウクライナを支援してきた西側の対露制裁はしばらく続くとの見方が根強い。しかし、ロシア産の地下資源や穀物・肥料が国際市場で自由に取り引きしないことへの影響は大きい。
その意味で、今回、モスクワに首脳級を派遣した国々は、ウクライナ侵略の「戦後」を見定め、ロシアと関係を深めることで、自国の経済を再興させようという狙いを有していると言えるだろう。
