こんにちは。「みんなの経済新聞ネットワーク」(略して『みん経』)です。今回も前回に引き続き、みん経の記事の中から「閉店」にちなむ記事を紹介します。今回は、閉店の中でも特に、タイトルに「歴史に幕」という言葉がつく記事をピックアップしたいと思います。「歴史に幕」とタイトルがつけられる店は、どれも創業から数十年が経っている老舗ばかり。記事の行間から、さまざまな思いが感じられます。
創業83年の老舗スーパー、
85年の屋上遊園地も
人間でいえば傘寿を超えた年齢! 入谷の老舗スーパーが先月末、その歴史に幕を閉じました。
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入谷の老舗スーパー「入谷市場」が閉店-83年の歴史に幕 (上野経済新聞/2014/4/17)
入谷駅近く、 金美館通りに位置するスーパーマーケット「入谷市場」(台東区入谷1)が3月31日で閉店し、83年の歴史に幕を閉じた。
1930(昭和5)年に開店、83年にわたり営業してきた「入谷市場」。近隣住民の生活のためのスーパーとして親しまれてきた同店は、1階に酒売店・婦人服店・文具店があり、地階は食品売り場となっていた。3月25日には入り口付近に「閉店のお知らせ」が掲示され、閉店後も立ち止まって貼り紙を見入る人の姿がしばしば見られる。
83年の歴史に幕を閉じたスーパーマーケット「入谷市場」
閉店について、同店前を通りかかった主婦は「全然知らなくてびっくりした。おばあちゃんが週に数回買い物していたがショックを受けていた」と話す。「ここ最近は入谷駅近くのスーパー『ココスナカムラ』に人が流れていた印象。立地の良さ、品ぞろえの豊富さ、品の回転が良さから、若いお客さんはそこに流れていたのでは」とも。