森保監督は「まだアメリカンフットボール仕様でしたけど、とても雰囲気がよくなるだろうなという作りを見させてもらった。決勝の舞台を目指しながら、目の前の試合、厳しい戦いを勝っていきたい」と思いを口にした。
ベースキャンプの競争に
ベースキャンプに関してはできるだけ試合会場に短い移動で済む場所を考慮したいというが、それにプラスして練習施設やホテルの生活環境などを総合的に考えて選定する手筈だ。ただ、複数の国が同じキャンプ地を希望した場合はポット1の国が最優先、ついでポット2となるために、第一候補だけ決めておけば良いというわけではない。その中で暑熱対策は森保監督が重視している要素の1つだ。
ダラス・スタジアムが開閉式の空調システムがあり、試合中は暑さを気にする必要がなく、モンテレイも現地の22時キックオフであることから、日差しの影響は無い。ただ、キックオフ時間がそれぞれ異なり、練習スタートの時間も暑さと時間を考えながら、最適なところを探っていくことになる。チームとしてオランダやチュニジア、もう一つの欧州の相手にどう戦うかも大事だが、ベストコンディションで試合に臨むにはピッチ外の環境作りやスタッフのサポートは欠かせない。
本大会に向けた活動は5月中に国内で始まり、6月初めに離日、2週間に渡る準備を経て初戦に入るとみられる。現時点で事前キャンプとベースキャンプを共通にするのか、場所を移すのか、大会前に何試合やるのかといったことは正式決定まで運んでいないようだ。ただ、いち早く予選突破を決めてから、いろんな状況を想定して現地の調査をしており、まさに“チームジャパン”の結束力が発揮される半年間になる。
