サッカーワールドカップ(W杯)優勝を目標に掲げる“森保ジャパン”。12月5日に行われた抽選会で、日本はF組に入り、グループリーグでオランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者と対戦することが決まった。
従来の32カ国から48カ国に拡大したこと、開催国のアメリカ、メキシコ、カナダを除き、最新のFIFAランキングによりポット1からポット4まで分けることで、いわゆる”死の組”が起きにくい構造になったことは間違いないが、F組はかなり厳しい組の1つであることは確かだろう。抽選会の参加とキャンプ地の視察から帰国した森保一監督も「対戦相手が決まって、厳しい組に入ったなと思いました」と率直な感想を語った。
日本はどう戦うのか
最大のライバルとなるオランダと堅守速攻で知られるチュニジアに関しては分析を進めていけるが、もう一つがウクライナ、ポーランド、スウェーデン、アルバニアのどこかで、3月のプレーオフまで分析スタッフはあらゆる可能性を想定しながら準備していくことになる。4チームが準決勝、決勝を戦うプレーオフに関しては、現地にスタッフを派遣する予定であることを明かしている。
森保監督は「1位を目指すことにはなりますけど、3位まで進める可能性はあるので、2試合目、3試合目になった時にはしっかり自分たちが次のステージに進むことができるように戦略、戦術として落ち着いて戦えるようにしたい」と、グループリーグ突破が第一の目標だと強調した。優勝を最終目標に掲げているが、大会中はあまり先のことを考えずに、一つひとつを乗り越えていった先に、ファイナルがあるという基本スタンスだ。
