Netflix『ガス人間』でも「愛」は絡み合う
Netflix『ガス人間』は、恐怖の中の「愛」が複雑に絡み合う。
ガス人間役の音楽プロデューサーのUTAは、ドラマ・映画の役者としては新人。新鮮であると同時に、謎に満ちたガス人間の存在感が回を追うごとに増していく。演技が観るものを引き込んでいく。
本作のガス人間は、一見すると関係のない人物たちを次々に殺していっている疑惑を引き起こす。
テレビ局の女性記者として、インタビューコーナーを持っている甲野京子(蒼井優)の生放送中に相手の大学教授の身体が膨らんで、天井にまで浮き上がり、そして爆発する。局内は血の海となり、甲野も血をあびる。しかし、それは死を直接描いたものではなく、血によって暗示される。
そして、別件の事件で関与を疑って、甲野が追っていた元ヤクザで上場企業の社長(竹野内豊)が殺される。
さらに、ガス人間の情報を提供しようとして、甲野のもとに向かっていた、かつての作業員や子どもたちの受け入れ施設の施設長だった人物が殺される。
