2026年9月18日(金)

新しい〝付加価値〟最前線

2026年9月18日

注目の生ごみ処理機

パナソニックの生ごみ処理機「MS-N25-H」

 ここで注目されたのが生ゴミ処理機。生ゴミを加熱し、ゴミの水分を除去することにより、生ゴミを乾燥させる家電だ。使うと、量も重さも減る。生ゴミ袋はスカスカ。集積所に持っていく時の重さから解放される。

 これに補助金を出し、生ゴミを減らそうというわけだ。今、注目を集めている生ごみ処理機は、パナソニックの「MS-N25-H」とダイニチの「GD-28A」。特徴はコンパクトで、どこにでも置けるし、デザインもよい。リビングに設置しても気にならないほどだ。

 パナソニックは実に実用的。加熱槽の横には、潰し刃があり、生ゴミを回しながら加熱する。加熱槽の内部は最大約130度まで加熱されるので、均一化された干からび

臭い漏れがないように、念には念を入れて作られている

たカスが残る。水分がないので、放ったらかしておいても腐らない。当然臭いもしない。しかも軽い。

 ただ動作中のフタはかなり熱い。パナソニックのコンソールはフタに付いており、誤って止めてしまうと、冷えるまで再稼働できない。これは日本の家電に共通する安全のための仕様だ。

 一度に処理できるのは700グラムまで。3人以上の場合は、少々少ないかもしれない。しかし使ってみると気にならない。パナソニックはゴミが最大:1/10になるとしているが、看板に偽りなし。臭いのないカスとなる。

 気になるのは電気代。定格消費電力:390ワット。標準モードで、400グラム/4時間、700グラムで6時間。現在の電力料金目安:31円/ kWhで算出すると、それぞれ約19円、28円となる。補助金で半額割り引いでもらうとしても、毎日使うと最大約900円が必要になる。

ダイニチの生ごみ処理機「GD-28A」

 そうまでしても、ごみ処理システムの維持しなければならないこともわかるが、電気代が下がる見込みのない今、勘弁して欲しいという人も多いのではないだろうか。

 ちなみにランニングコストは電気代以外にもかかる。消臭炭と呼ばれる臭い除去に使う炭の粉末だ。生ごみを加熱処理するのだから、その間、当然嫌な臭いがする。それを防ぐため、外に出ていく空気を除臭するのだが、量が半端でない。ほんまかいなと言うほどの量。約4000円/回。メーカーに尋ねると、処理量にもよるが、3〜4カ月で詰め替える必要があるそうだ。

 一方、ダイニチの生ごみ処理機は、もう少しユニーク。ポリエチレンの袋に入ったゴミを乾燥できる。といっても、魔法を使うわけではない。口を開け、そこに温風を

ポリエチの袋に生ごみを入れ、上から温風を当てて乾かす

送り込むのだ。ドライヤー型といえる。ポイントは生ごみに素手で触ることはない。間に必ずポリエチレンの袋がある。スーパーで、肉パックなど、汁が出るかもしれないパックを入れる袋が使える。だが、刃などは付いていないため、生ゴミの粉砕とはならない。その分嵩張る。行政のニーズを察すると、粉砕した方がいいのかもしれないが、月約2000円近いランニング・コストが必要。導入すべきか、どうか悩む。


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