そして、7日の国会の国政監査では、北朝鮮が除去作戦を「自作自演」と非難したことについて、こちらの対応にかなり当惑したのだろうと応じて、余裕を示した。そのうえで、戦わずして勝つことが最高の戦略であり、勝利は敵が手出しできない圧倒的な力から生まれると持論を語り、敵が最も恐れ、国民が最も信頼する「戦士共同体」に生まれ変わると述べた。
韓国版衛星コンステレーションの現在地
韓国の国産ロケット「ヌリ号」が10月7日、南部の羅老(ナロ)宇宙センターから5回目の打ち上げに臨み、主な搭載物の地球観測衛星5基をすべて予定の軌道に投入した。
載せた衛星は過去最多の15基。他の10基は、国内の大学や企業、研究機関がそれぞれ技術実証などのために開発した、一辺10センチメートル(cm)の立方体を単位とする規格化された小型衛星「キューブサット」で、うち1基は分離できなかった。
主搭載の5基は重さ100キログラム(kg)未満の超小型衛星で、多数を一体で運用して同じ地点を頻繁に撮影する衛星コンステレーション(韓国では群集衛星と呼ぶ)を構成する。韓国科学技術院(KAIST)人工衛星研究所が開発し、白黒1メートル(m)の解像度を目指す。
2024年4月には同型の1号機が米ロケットラボのロケットで先行して打ち上げられた。来年のヌリ号6回目でさらに5基を加え、今回分と合わせた10基で運用する。完成すれば朝鮮半島を1日3回以上撮影できるという。
国防日報は、衛星コンステレーションが既存の偵察衛星の空白時間を埋めると報じている。韓国軍の偵察衛星としては、約1兆3000億ウォン(約1540億円)を投じた「425事業」の5基がある。光学・赤外線衛星1基と、夜間や悪天候でも撮影できる合成開口レーダー(SAR)衛星4基で、地上の30cmの物体まで識別できるとされる。さらに国防科学研究所を中心に、軍専用の超小型SAR衛星などを多数配備する計画も進めており、23年の発表時点では28年から順次打ち上げる予定だった。
425事業の5基は、23年12月から25年11月にかけて、いずれも米スペースXのファルコン9で打ち上げられた。これに対し、衛星コンステレーションは米国の国際武器取引規則(ITAR)の規制を受けない形で開発されたため、国産ロケットで打ち上げることができた。
