2026年10月30日(金)

韓国軍機関紙『国防日報』で追う

2026年10月30日

 主力の第1・第2師団は1973年の海兵隊司令部解体で陸軍の作戦統制下に移り、87年の司令部再創設後もそのままに置かれた。国防部は両師団の作戦統制権を、第1師団は今年末、第2師団は2028年までに海兵隊へ戻す方針だ。指揮系統に続き、要員教育でも陸軍への依存を減らそうとしている。

 だが、20日の国政監査では野党議員から、組織の格上げより独自作戦に必要な揚陸艦や兵器の確保が先だとの指摘が出された。今回の検証で使ったC-130も空軍の機体だ。韓国海兵隊は固定翼の輸送機を1機も持っていない。

 輸出商談会に変貌した地域エアショー

 韓国南部の空軍泗川基地で10月22日から25日まで、「2026泗川エアショー」が開かれた。空軍と慶尚南道、泗川市、韓国航空宇宙産業(KAI)の共催だ。初日と2日目には、空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」の曲技飛行や、国産戦闘機KF-21、軽攻撃機FA-50の展示飛行が行われた。

KF-21とブラックイーグルスの編隊飛行(泗川エアショー推進委員会)

 このエアショーは04年に「泗川航空宇宙産業祝典」として始まり、10年に「慶南泗川航空宇宙エキスポ」と名を変え、16年から現在の名称になった。泗川はKAIが本社を置く韓国航空産業の拠点だ。KAIはT-50系列の軽攻撃機・練習機を、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシアの東南アジア4カ国に計78機輸出したほか、イラクと24機、ポーランドと48機の契約を結んでいる。

 近年は、この地域行事を兵器輸出の場に変えようとする動きが目立つ。24年に航空宇宙・防衛産業の輸出商談会を統合し、今年は「宇宙航空防衛産業展」を初めて同時開催した。

 KAIや米ロッキード・マーティンなど国内外の130の企業・機関が出展し、輸出商談会場も設けた。17カ国の空軍首脳ら18人が参加したが、商談の実績は集計中だという。

 もっとも、韓国の国際航空防衛展としては、96年に始まり09年から現名称で隔年開催されているソウルADEXが先行する。昨年のADEXには35カ国の600社余りが参加しており、泗川の産業展は規模で大きく及ばない。慶尚南道知事は、宇宙航空に特化した専門の産業展に育てる考えを示している。

 そして今年は天候にも恵まれなかった。24・25両日は雨で展示飛行や曲技飛行がすべて中止となり、来場者は24万3000人と24年より約5割減ったという。

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