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2014年10月3日

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小川たまか (おがわ・たまか)

フリーライター

1980年東京生まれ。教育、働き方、性暴力などを取材。『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(2018年/タバブックス)。Yahoo!個人「小川たまかのたまたま生きてる」(https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/)などで執筆。Twitter:@ogawatam

 中には関係者のコメントと思われるものもある。社内の人や、社内にいた人が公に書くことだから当たり前かもしれないが、藤田氏を支持するコメントだ。

「一番近くで見届けたけど、誰が何と言おうと現場も同じように受け止めてると思うし糧にして進んでる」https://twitter.com/mikamihan/status/517331979159613441

実は退職時期がこの方と一緒でしたが、僕は社長にとても温かく送り出していただきました。むしろアドバイスをいただきました。サイバーエージェントに、社長に、いつか恩返しをしたいと思います。https://twitter.com/11taiga10/status/517263731147804672

 批判的な意見は、「また経営者の従業員に対する「甘え」か。うんざりだよ。いい加減、大人の経営者になれ(https://twitter.com/pukarix/status/517221354613919745)」というように、辞めた社員を批判するという姿勢を問題視するものも多く、「パワハラ」「ブラック」という言葉も見られた。

「気持ちよく仕事を辞めてもらう」ために
雇用側、非雇用側双方に「マナー」が必要

 さまざまな意見がある中、「読者からのコメントが面白い。上の年代ほど賞賛、下の年代ほど『はぁ?』という反応(https://twitter.com/cupajoe28/status/517279030060404736)」というコメントがあったが、経営者もしくは管理側として仕事をしたことがあるか、ないかによって、賛否が分かれる傾向がある話題であるとも感じる。

 大企業の社長の件で、自分の話を出すのもおこがましいが、筆者は以前、年上の経営者の方からこんなことを言われたことがある。

 「こちらが発注元である場合、取引先との仕事を終わらせるときには、どんなに相手に非があっても気持ちよく仕事を辞めてもらわなくてはならない」

 発注側と受注側には、両者が意識していてもいなくても金銭のやり取りがある限り「強弱」がある。強いのは発注元で、弱いのは受注側だ。実際は「弱い立場」である受注側がとんでもない質のものを納品したり、わけのわからない理屈を言うこともあるのだが、そうであっても発注元が契約を終わらせるときにキレたり居丈高になってはいけないという。なぜなら、強い立場の者が弱い立場の者にキレた場合、第三者から見ると、「強者が権力を武器に弱い者をいじめている」という構図に見えてしまうからだ。そこにどんな言い分があろうと。「強い立場」の人は案外弱い一面があって、簡単に足元をすくわれる。だから気を付けなければいけない。

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