「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2014年11月20日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 溶接機は秋津コミュニティの古参サークルの劇団蚊帳の海一座が持ってます。200ボルトの電源も、教育委員会が陶芸用の電気窯を使う際に必要なことから以前に配線してくれました。だから溶接機の動力源にもなるので、学校からの注文の体育倉庫用の鉄骨の棚なども溶接機で工作クラブがつくりました。

 で、幼稚園の飼育小屋づくりに溶接機を使い始めたら、あるお父さんが言いました。

秋津コミュニティの劇団蚊帳の海一座のこの12月公演のチラシ
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 「溶接なんて経験がないからどうやるのか『わからない』けど『楽しいね!』」とね。

 また蚊帳の海一座の毎年の公演を観にくる中学生の女の子は、ある年の公演後の感想にこんなことを書きました。

 「今回の演劇も難しくって『わからなかった』けれど『楽しかった』です!」とね。

 なので、「楽しい」感覚は、人を自分の感性で動かす原動力になっていると思うんです。

 で、この感覚は、秋津コミュニティのまち育てにもいきていると思います。

 あっ、蚊帳の海一座の23回目の定期公演が12月にあります。今回もきっと「わからないけど 楽しい」んじゃないかと思いますよ。

「楽しい」と思う時間をどんどん増やす

 さて、木島平小学校に話を戻します。

 私なりの楽しいとわかるの関係を、子どもたちとのやりとり後に話しました。

 「私は29歳のときに会社を興しましたが、その際に決めたことは『楽しい』と思う仕事しかしないということです」「楽しいと思えれば続けられると考えたからです」。

 「でも、楽しくなくても『わかる』に重きを置くと、わかったことで満足してしまい先に続きにくい感じなんですね。もちろん私の感覚なんですが」「だから、たとえば勉強のことでいえば受験に合格すると安心してしまい、よほどしっかりと目的意識を持っていないと勉強が続かないことが多い気がするんです」なんてことを話しました。

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