「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2014年11月20日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 「楽しい」に重きを置く子たちは2番目に「2.楽しいけど わからない」を押します。「わかる」に重きを置く子たちは「3.楽しくないけど わかる」が2番目と主張します。

 みなさんはいかがでしょうか?

 私は大学で非常勤講師をしています。で、大学生に同じ質問をしても木島平小学校の子どもたちと同じように考えます。

 じつは、「楽しい」と「わかる」の関係は、とても哲学的なことだと思うのです。楽しい感覚も大切ですし、わかることも重要なので順番をつけることに悩むんですね。

 とくに2番目を決めることに悩みますね。小学生は小学生なりに大学生は大学生なりに、それまでの経験や体験と関係しているので悩むんだろうと思います。

 勉強や受験をイメージして考える人は2番目に「3.楽しくないけど わかる」を押す傾向があるようです。それは、勉強や受験は楽しくなくってもわからなければ試験に受からないとの体験や実感からきているのだろうと思います。

 それに対して2番目に「2.楽しいけど わからない」を選ぶ人は、勉強や受験と離れた遊びや生活などからの、なんだかわからないけど楽しいと感じた経験や体験からイメージしているようなんですね。

まち育てにいきる、
「わからないけど、楽しい」感覚

 この「楽しいけど わからない」のフレーズは、秋津コミュニティではたびたび出てきます。

 工作クラブのお父さんたちと、秋津小学校に併設する秋津幼稚園の飼育小屋を新築しているときでした。

 それまでに、小学校の飼育小屋は、ウサギ用とニワトリ用の2つも新築していましたが、3つ目の幼稚園の飼育小屋は鉄骨でつくることになったんです。

秋津コミュニティの工作クラブのお父さんたちが溶接機を使い完成した秋津幼稚園の飼育小屋(左)、秋津幼稚園の飼育小屋にお母さんたちが絵を描いて完成(後ろ側)(右)

 で、鉄骨でつくるということは溶接機を使います。金網を鉄骨に溶接したりしてね。

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