シー・シェパードのフランス支部が作った広報ビラ。パリに逃亡しているポール・ワトソン容疑者がイベントに出席し、寄付金集めを行っている
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ワトソン容疑者は2月14日のバレンタインデーに、昨年7月に米国本土からフランスへ移動した直後にパリで知り合った女性と挙式を行った。フランスではワトソン容疑者が出席する寄付金集めのイベントが頻繁に行われ、団体の知名度はますますあがっているようだ。
ワトソン容疑者は自身のフェイスブックページでロシア人女性について「彼女なしでは生きられない」などと愛を語っているものの、この結婚についても「人権の国フランスで、フランス政府がICPOの身柄拘束要請に応じるのを防ぐため」とする胡散臭さを指摘する声も出ている。
これまで、人員や資金提供の大きな拠出国であった米国、オーストラリアに加え、欧州が加われば、SSの勢力はさらにレベルアップすることにつながる。日本の水産関係者はSSの脅威を認め、「捕鯨やイルカ漁だけでなく、日本の水産業に対する世界からの圧力はさらに高まるだろう」と話している。
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