Wedge REPORT

2015年10月5日

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 何にもしていないと、個人の資産がまったく増えない。個人の価値がまったく増えない。そんな人を誰が買いますか? どこの企業も買いに来ませんよ。

 買われないということは良くないわけですよ。だって野球の球団でも、優秀な選手を来年は盗んでやろうって思っているじゃない。

画像:iStock

 だからカルビーでは、自分の仕事が終わったら、極端なことを言えば2時に帰ってもかまわないと言っています。朝は何時スタートでもいい。会社に来なくてもいい。そのかわり、終わったあと何をやるかと。それが自分のバリュー、価値を上げるんだと。

 優秀な人って、最初から秀でているわけではないんですよ。知識や教養を身につけて、家族と過ごす時間を大切にして、そして健康でいるために努力して。そうしたものを蓄積して、どんどん優秀に、魅力的になっていくんです。そのためには、一日を2度楽しめるぐらいの、仕事以外の時間が絶対に必要なんです。

 中には、ただ遊んでしまう人もいるかもしれませんが、人間はね、時間があったら何かをやりますよ。そういうね、豊かな生活がその人間を魅力的にするんですよ。そういう魅力的な人間から次の新しいことが生まれるんです。

 ちなみに僕は人の育成なんてしません。自分でやれと。チャンスは与えてやるから自分でやれ、と言っています。チャンスを与えられて、そのチャンスを生かさない人に未来はありません。

 会社は人を育てる場所じゃないですよ。会社は自分で育って、貢献してもらう場。会社というのは教育の場ではありません。月謝を払ってもらっていません、こちらが払っています。

 僕自身は、とにかく結果出して、自分のBUYを上げて、と思って仕事人生を歩んできました。高度経済成長時代の人間だから、豊かになりたい、成功したい、お金持ちになりたい。そう思っていましたね。

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