最後は「一般的なガイドブック」にはまず載っていない、こちらもバンコクらしい(?)人気のゲイクラブを紹介したい。場所はシーロム・ソイ2にある、BTSサラデーン駅からすぐの「DJ Station」。といっても、筆者もそちらの趣向はないため、ゲイの知人に聞いて、潜入してきた。
結論からいえば、女性もノンケも臆することなく入れるスポットとなっている。もちろん客の9割以上は男性で、軒並み体つきがよく、何よりもイケメンが多い。かといって衝撃的なシーンが勃発していることはなく、いたって普通のクラブと同じ。ときに熱い視線を送られるが、反応をしなければ、それもまた普通のクラブと同様に何も起きることはない。カップルで来ている欧米人も多く、女性にも飽きない空間となっている。イケメンチェックをするのも一つの楽しみかもしれないが、当然、どんなキレイな女性にも興味はないことは付け加えておく。
まだまだ「ガイドブックに載っていない」スポットはあるものの、タイ語をまったく話せなくても堪能できるところを紹介したつもりだ。基本的にバンコクの治安は落ち着いているが、とはいえ、万が一のこともありえるのは気に留めておいてほしい。明らかに観光客だとわかる格好(半ズボン+肩下げバッグなどの典型的な日本人ファッション)であれば、狙ってくる輩がいるのも事実。
本来、気弱なタイ人だけに、リスクを小さくすれば、襲われることはまずない。ただ、輩というのは、確実に取れるところから、手をつけていくもの。これはタイに限らず、世界共通だが。
リスクを最小限にとどめて、ちょっと違う視点からバンコク観光を満喫してほしい。もっとこの街を好きになるはずだ。
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